一ヶ月ぶりの釣行ですが、再び八丈島への挑戦。今年の3月は八丈島地元の人々も驚くぐらいの天候不順。春らしい晴れた日が少なく、雨ばかりの肌寒い日が続いたようで、今回もそのどんよりとした空の元での釣行となった。でも東京と比べれば、充分暖かい。八丈島付近を低気圧の通過がひっきりなしで、海のウネリが東西からやってきて、それが落ち着く暇もない。今回も渡船は欠航となり初日は3人揃って前々回3発バラシた地磯の、となりの磯へ10時頃に入る。だが比較的浅いところでありながらサラシが大きい。横20m長さが70mは伸びているサラシで、ひたすら流すも一向にアタリはない。道糸の抵抗も大きいので、仕掛けを重くしたり遠投したりといろいろやってはみるが気配ナシ。同行の2人もナシ。横の磯に先客として入っている数人の竿も、曲がった形跡は見られない。ほぼ3時間は経っただろうか、その頃から戻ってくる付け餌が、明らかに魚が捕食したとみられる形で数回戻ってきた。少しは活性が上がったか?と思った直後、同行の一人にアタリが来た。かなりの大物の気配。だがあっさりと抜いてしまった。50cmほどのカンムリベラである。やっと来たチャンスと思ったが、私の竿にもウキにも変化はなし。だが同行者は続けて、さっき以上のやり取りを始めた。見るからに下へ突っ込む魚をこらえている雰囲気。ムムッ、これは尋常でない大物か?と自分の竿を置き、タモを片手に移動し始めた時ハリス切れ。ほぼ足元近くで食ってきたそれは、突っ込みといい、型といいなかなかの大物と判断される。本人も私も同じくらい悔しい。(笑) そしてさらに追加した3回目のやり取りで、今度は40cmクラスのイシガキダイをゲット。たいした水深もないこんな地磯でも前々回同様、いろいろ楽しませてくれる魚が居るものだ。結局、夕刻になって雨も強くなり一日目はこんな感じで撤収。私自身グリグリのボウズでした。 |