真夏の釣りは暑さとの戦い。今年は特に猛暑で、この数日がまた異常な気温だったが、決行。
磯へ普段はクーラーBOXは持っていかない。重いからだ。
今回は初めての海釣りの11歳のY.K君のためにも、容易に入れる堤防を選択。
堤防の波打ち際ではたくさんの人が海水浴をしていたのだが。。。K君はわき目もふらない。
「少し泳いでもいいぞ」と言っても、黙々と堤防の先端を向いて歩く。
まだまだ暑い午後3時、日差しもしっかり残っていた。
今日は泳ぎに来たのではなく、釣りをしに来たのだ・・・
そんな言葉が、彼の口から言わずとも聞こえてくるかのようで。。。
撒き餌やロッドの支度を3人で整え、先客の釣りの様子を、撒き餌だけ持ってお伺い。
海の中を観察するといっぱいいた。
そこで先客に少し撒き餌をして差し上げると、わんさか小メジナが湧いてくる。
なかなか楽しい釣りになりそうだ。
でも先客の世話ばかりして、Yさん親子は竿も持っていない。
先客に釣果が出始めてから。。。ようやくお二人にもロッドを。
小メジナをかけるには時間はかからなかった。
二人とも10pから20pのメジナをかけてくれた。
もちろんオモリは極力打たず、打っても浮きの真下へ。
固定仕掛けで、浅い棚で次々と。。。。
そうこうしているとお父さんに青物のシマアジが。。。
かなり小ぶりだが正真正銘のシマアジ。
そしてまたワカシともイナダとも言えないような青物が続けて・・・
K君にも青物の感触を味わってほしかったが、彼の竿はいたってメジナばかり。
だがそのメジナも徐々にサイズアップしてくる。
今回のK君の最大魚は30pのメジナ。
K君してやったり。。。ですね。
小学校4年と5年はかなり違う。個人差はあるにしても、5年にもなれば集中力が付いてくる。
そんな典型がK君であった。
水も飲まず、ひたすらキャスティングして、何度も竿を曲げていた。
特筆すべきは、K君の竿の溜めが理想的。
私がしつこく言うものだから、20pの小メジナが空を切って飛んでくる。
でもそんな体感が、30pのメジナを見事に浮かしたのかと思われる。
彼の右手はしっかり基本の握り方だ。
それが彼の素晴らしいところ。
基本に忠実で、それを実践している証です。
ついタックルより釣った魚に意識が行きがちだが、
K君は獲物より、釣り方や道具を大切に出来る釣り師だ。
約4時間、お二人で釣った釣果です。
また行きましょうね。
今度は潮の流れを感じながら、いろんな釣り方を
味わって、楽しんで、驚いていただければ。
彼の竿は
4.5mの2号でした。
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