天候はほとんど曇り時々小雨。その状態で4時頃だろうかツムブリが回ってきた。当初1枚掛けたのだが、果たして今のはなんだったの?というくらい元気のいい魚でバラシてしまった。その後40cmクラスを1枚。また時折ツムブリに追いかけられてかムロも沸いて来る。そんな合間に45cmクラスのメジナ?それともイス?が海面までお散歩。さすがの夕まず目かと思わせるくらいの海中状態。
とにかく魚の入れ替わりテンポが速いので、的を絞らねば何も取れない(笑)
時期的に高水温(この日も24℃〜25℃の水温)でのメジナは辛いだろうが私としては食わなくはないことを確信した。その後萩田氏が40cmのオナガをゲット。さらに青物の期待もあったわけだが時間を分けてしっかりとしたターゲットに絞って攻めることが必要だろう。
さて、2日目の沖磯は八丈小島の北側に位置する地磯でトヨガシタという磯へ。
今回は不動丸さんに乗せて頂きのんびりとしばしの航海。だが私は少し酔っ払ってしまった。その影響でもないが同行者4名の内で最も遅く竿を出した。といっても30分程度か。ここはメジナ場とパパズインのパパから聞いていたが、40mほど沖に少し頭を出した大きな根がいくつもある。ここで青物を掛けたらどうするの?
といった具合だが、最も遅く竿出しした私は他の3人の突き出た位置とは異なり小さなワンドへ入る。8
m四方の大きさだろうかサラシもありなかなかの小場所であるがいかにも海中は根だらけといったところ。
なぜそんな小場所かというと無意識にダツを避けたかったのかもしれない。(笑)
磯物にもてあそばれること覚悟でハリス2.5号で撒き餌は足元へ。
棚は3ヒロの完全フカセで2投目にゆっくりとウキが沈む。
まず上がってきたのは40cmほどのカンムリベラ。30cmほどのイスズミ。
そして30cm程のイシガキダイ、その後一投毎にそのクラスのオナガが入れ食いに近い状態。
ところが他の3人に大したアタリはなさそう??
ところでダツがまったく居ないことにしばらくして気付く。こんなにも昨日と違うものかと向かい合って見える昨日の地磯を遠くに見ながら、安心して徐々にサイズアップを期待した。ひときわ鋭い突っ込みのオナガ35cmの引きを1.2号竿で引きを楽しんだ後、そろそろヤバイかなぁと思いながら続けるとドッカーンとやって来てしまった。竿先が海中へ持っていかれそうな状態で「この根でどうすりャえの」と思う間もなく2.5号ハリスは軽くあしらわれてしまった。この根のきついところで糸を出すのも....
今回最大のバラシ。
磯物4種の内のどれかだろうが、デカかった(笑)
案の定下手な釣り師がバラシを演じた後は冷静な海中状態。だが沈み根がちょうどワンドの出口にあるのでその沖側を攻めてみることにした。
今度のタックルは何でも来いといった太いタックルと仕掛け。(笑)
3Bウキで今度は沈み根の向こう側に居るであろう獲物を狙って急速に落とす魂胆。
その一投目である、差し餌が棚まで明らかに届かないであろう間に食ってしまった。
それも食った瞬間から走る。スプールから勢いよくラインが走る。
その状態で糸を出すがまずいことにヤツは右方向へ。
釣り座がワンド奥なので右角のハエ根が明らかに邪魔。
糸を出したまま道糸をハエ根からかわすように右へと移動する。
ハエ根をなんとか交わしてさてさてこれからが本番。さすが竿もインナー2号(友人F氏からの預かり物)なのでしっかりと溜める。だが足は速かった。
カツオの大型かとも思い止めようかと思ったが容易ならず、徐々に右へ移動。
結局私の右に居た小林氏の釣り座を横切って、視界の開けた位置でしばし弱るまでの格闘。
数回浮かせにかかるもすぐさま勢いよく反転してなかなか姿が見れない。
5分弱だろうか何とか姿を見て「ヒラマサ?」と嬉しくなったがまだよく分からない。
ヒラマサの写真は見ているが実物を目の当たりに見た覚えがないのだ。(笑)
小林氏にタモ入れをお願いしてとりあえず上げることができた。
二人して「これヒラマサ?」と一瞬分からず。だが縦に黄色筋が2本....やはり??
結局それはツムブリ。だが60cm程で1.3kgあった。
なかなかのスピードの持ち主で、昨日のツムブリから比べるとパワーは2倍といった感じ。このサイズで遊べるのはとても楽しい限りで、食べても非常に美味しかった。
小林氏は今年当社の企画八丈島ツアーへ参加していただいたお客様で、今回我々と共に同行していただいた。彼は前日一人で渡船した際にヒラマサを上げている。1kg弱だがフカセでの釣果である。彼も八丈島へ惚れ込んだ一人でまた来月も行かれるとか。そりゃヒラマサを上げていればねぇ。(笑)
その小林氏がこの日の最後に大物らしきをヒット。だが道糸がハエ根に巻かれてやむなくバラシ。これも残念でした。
また、佐山・萩田両氏も2日目は55cmのドでかいサンノジなどを上げていた。
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