ベトナム研修 Part.1「機内編」

2004.06.23

1年ぶりの研修だが、まずは成田から。チェックインカウンターエリアについ最近入場規制が出来てしまった。このエリアへの入場はチケットがなければ入れない。左写真の場合、上の方から入り、下の出口へと出て行く。もしキャリアのオーバーブックなどアクシデントがあった場合、お客様のすぐ傍に付いていられない旅行会社としては、辛いところですね。
もちろんお客様のお見送りの同伴者も同様です。センディングブースにはもちろん規制はありません。

機内持込の手荷物検査ではズボンのポケットに入っていた日本の硬貨で引っかかってしまった。なぜか身体検査の係りはいつも女性ですよね。「パンツも脱ぐんですか?」と聞いてみたら、「いえ、パンツまでは結構です」との返事。
免税店へ、最近値上げされたタバコ購入へ。だが後になって、成田免税店で1カートン\2,000のタバコがホーチミンシティ空港では$10で売っていた。日本の空港内免税店、各キャリア内で販売される免税品、現地の免税店それぞれですね。

このシートはCクラスでエコノミークラスではありません。私が座ったのはこのすぐ後ろで、この広いCクラスを羨ましく眺めながらのフライトでした

さて18:00発の全日空931便機内に入ると、ラッキーにも15のEということでエコノミーの最前列であった。やはりラッキーツアーさんはラッキー!なんて言ってはいられない。15列目は8名の仲間の中では私一人だけ。他の多くは33列目辺りか?通路を挟んで右横はANAの社員家族客と隣接する左隣はベトナム人がほとんど。なぜベトナム人であるかというと、EDカードを書き込む際に垣間見れるパスポートは皆同じ。私の隣もベトナムの紳士であった。彼はおそらく英語は喋れるであろうとの憶測は立つ。しかしなぜか彼は最初ボディランゲージで接してきた。「・・・・」。我々は2・3・2席列の3席列に座っていたのだが、我々の前の壁には2つしかポケットがない。その「???」がまず私に向けられた。英語の苦手な私は「ツーピースオンリー」と言って相手の疑問に相槌を打った、彼も「しかたないね」とは言わなかったがその表情が解る。我々はひとつのポケットを仲良く一緒に使うことに。隣人との初コミュニケーションはそれで終了。

次にそのベトナム人は各座席に設置されているモニターをいじくりだした。最前列なのでモニターは前列の背もたれの後ろではなく、シートの下へ格納されていたのだ。それはそれ、なんとか引っ張り出せたのだが、コントローラーの操作が分らないらしい。しばらくいじった後CAにマニュアルを要求。それは私との共有ポケットにあった。その時私と目が合い「良かったね」とアイコンタクト。

その後私も食事と一緒にモニターを見ようと狭い座席でセッティング。だが日本人である私にもそのコントローラーの操作方法が分らない。そんな私をみかねていた親切な隣人はまたボディランゲージで、「まずはこのボタンを押してぇ」(決して自慢げにではない)と言わんばかりに私のコントローラーのひとつのボタンを指差して教えてくれた。やさしい隣人だよね。で、私は「サンキュー」とだけシンプルに応えておいた。

このシップ、まだ導入後半年も経たないBOING767機で新しい装備で嬉しい。その新しい装備のひとつであるモニターでは映画・ゲーム・機内サービス・フライト状況などいろんなプログラムがあったが、なぜ映画の中に「寅さん」と「釣りバカ」が無いのか、また目的地の情報も無いのはもったいない限りです。そこでゲームへと切り替えるがマニュアルに載っていた「麻雀」がどこをプッシュしても出てこない。「う〜む」としばしコントローラーと格闘。でも出ない。もちろん隣人の優しいベトナム人からのアドバイスも無い。再度マニュアルを丹念に読むと、「777」型機に適応との事。(念のため、この装備のシップがいつもベトナム路線に配置されているとは限りません)

もしこの「麻雀」か「フライトシュミレーション」があれば、6時間のフライトはもっと短かったかもしれない。
(私の釣り仲間のヒロさんの為に、機内食写真を載せてみました。ちなみにメインはうな丼で、ドリンクはアルコールも含めフリーです。念のためフリーというのは飲み放題です。美味かったぁ)