釣った日 2004年11月27日
釣った人 Jパパさん、シュウ君、渡辺さん、金田
釣った場所 伊豆下田地磯
さかな クロダイ、クチブトメジナ、ショウサイ、ボラ他
レポート Jパパさん

今回は 3月6日のリベンジである。大の大人が 5人でフグの 1匹も釣れなかったあの日の汚名挽回とばかりに、金田さんに磯釣り入門教室を申し込んだのである。メンバーは金田さん、ジュンちゃん、私、それに小5の私の息子シュウの 4人で ある。ジュンちゃんは このレポートに時々登場するジュンさんではなく、磯釣り入門教室 2回目の挑戦のヤングギャル(もはや死語!)のジュンちゃんである。それにしても中年親父二人と小学生、それに若いお姉さんの4人で朝早くから一台の車に乗り、磯に向かう様は、知らない人が見たらとても奇妙だろう、などと想像しながら目的地に10時に到着した。前日の天候の影響が残り、波が荒く海は砂が巻き上げられ濁ってはいるが、風は無く釣るには問題はなさそうである。この濁りは魚から釣り人を見えにくくしてくれるはずであり、今日はなんだか大物が釣れる気配である。

磯に着くや否や、最初に釣り始めたのがシュウである。「そんなに焦ったってそう簡単に釣れるわけないジャン!」と思う私であった。しばらく彼が釣っているのを見ていると、えさが残ってくる。今日はえさ取りが少なさそうである。そうこうしている内に金田さん、ジュンちゃんの組が手のひら大のメジナを上げた。シュウはそれをうらやましそうに見ながら続けている。「いいね、いいねシュウ、今日は大漁だね」なんて言いながら仕掛けをセットしていると、シュウの竿が曲がっている。「父ちゃん、タモ取って〜」とシュウ、行きの車の中で金田さんに、「自分でタモ入れできるように練習してごらん」とアドバイスをもらったのを思い出し、彼にタモを渡した。2号ハリスで十分抜けるほどのメジナであるが、タモ入れの練習には丁度いい大きさだ。タモを渡すと、竿を股にはさみながら両手で手繰り寄せながら取り込んでいる。「初めてのタモ入れの割にはいっちょ前ジャン!」 26cmのクチブトである。私もやっと釣り始めるがいつの間にやら彼らのコマセは大量のショウサイを呼び込んでしまったようだ。「やっぱ釣り始めが貴重だよね」なんて反省している内に昼食の時間である。

食事をとり始めて10分もしないうちにシュウが昼食の輪から離脱し、すぐに釣り始めた。「おいおいそんなにあわてなくても」、「知り合いのなべちゃんがあんな感じ」なんて言っているうちにシュウの竿が先ほどのメジナより大きく弧を描いているではないか!「竿を立てろ! もう少し巻いてから取り込め!」などと叫んでいるうちに自分でタモ入れを済ませてしまった。シュウ曰く「黒鯛だ!」、遠くで見ると色が薄い「いやアイゴ、バリ、バリだよ」と私、でもここの黒鯛は白っぽいのを忘れていた。35cmのりっぱな黒鯛である。うれしそうな彼を写真に収める

と、昼食の輪は自然解散、皆釣り始めている。さすが皆さんりっぱな釣り人です。でもそれ以降はショウサイしか釣れない。3時ごろ金田さん、ジュンちゃんの組はお休みモードに入り、金田さんは平らな石で大の字になって寝ている。ジュンちゃんも2回目の磯にしては小さなコブだらけの石の上に大胆に横になり熟睡している。さすがのシュウも磯の上を散策し始めた。私は寝ている二人をしっかりカメラに収めてしまった。それにしても金田さんの寝ている石は何と平らで寝心地がよさそうなことか、ここらへんは、どこも凹凸で寝るのにはいつも苦労する。「今度は絶対あそこで寝てやる!」と誓ったのである。

4時になりそろそろ薄暗くなって来た。寝ていた二人もいつの間にか起床し、海の様子を伺っている。ショウサイが居なくなるはずである。でもショウサイは依然として減る気配なし、それでも4時半ごろ30cmのボラが私に掛かり、さらに再びシュウの竿が大きく曲がるが、痛恨のバラシ、針から外れてしまった。「さっきの黒鯛より強い、デカイ」とシュウ。「ボラ、ボラ、逃がした獲物は大きく感じるの!」と思う私、でもこのままでは親父の面目が立たないのである。「よし!夜釣りの大物に賭けよう!」と早々とケミホタルを浮きに付け、明るいうちに浮きの状況チェック、夜釣りに備える私であったが、ショウサイの猛攻は暗くなってもやまなかった。6時半ごろ納竿し磯を後にした。

それにしても今日は小学生の息子に完敗でした。皆さんお疲れ様でした。ジュンちゃん、これに懲りずにまた行きましょう。今度は金田さんにあの平らな石のベッドを譲ってもらえるだろうから。

 

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