釣った日 2016年11月28日
釣った人 城主さん、金田
釣った場所 南伊豆地磯
釣れた魚 ヒラメ、メジナ、ヘダイ、クロダイ
レポート 金田

以前から自己流でチョイ釣りや投げ釣りをされて、なかなか思ったような魚が釣れないという城主さん。
初めてのウキフカセだが、磯竿やLBDリールなど一通りタックルを揃えられて初めての挑戦。
そんな初体験の中で、47pのヒラメをゲットしてしまった。

ナライの風がやや強かったので、風を避けられる堤防へ。
初心者にとって一番大敵なのは風だ。
道糸のコントロールがままならないとこの釣りは難しい。
まずはラインメンディングをしっかり習得されて、2・3時間たっただろうか。
それほどアタリは多くなかったが、ラインを張っていたところにコツンと竿にアタリが来た。
一度合わせるもその後ラインを緩めたため、本人は魚ではなかったかと思ったようだ。
リールのスプールを指でサミングしているため、少しラインが出てしまったのか。すぐさまベールを閉じて合わせたあとは絶対にラインを緩めてはいけない。その際に竿を立てられない場合は、レバーブレーキを少し放してラインを出して竿を立てる。この動作はとても機敏であり大切な動作である。またレバーブレーキの一番の効力はこの時のためにある。

とても引きが強くて暴れるヒラメではなかったが、その重量感は竿のしなりでわかる。
何とか竿で魚を寄せて浮かせて、タモに収まった。

このヒラメの前にも元気なヘダイを掛けていた城主さん。
今までの我流のどっちつかずの釣りは何だったんだろうと感じたはず。
その後私も竿を出して、私にも40p強のヒラメが来た。
かなり肉厚の久しぶりのヒラメだ。
そして狙いの30p強のクロダイも食ってくれたが、ある意味粘り勝ちといったところかもしれない。
正味6時間はなかった釣りだが、これだけの体験ができるのは嬉しい限り。
子供さんも手が離れて、今が一番仕事ができる頃の城主さんだが、やはり自分の好きなことに夢中になれることが、健康を維持するのに一番の妙薬かもしれない。すべてを忘れて綺麗な海と対峙してウキに集中する。
狙った獲物が手に腕に身体に実感できれば、きっとストレスは解放されているように思った。

さてそんな美味しいヒラメやヘダイをどのようにして召し上がったのかはわからない。
しかし食べるということ以上に、海や自然の恵みに感謝して、一日を有意義に遊ばせてもらったことに間違いはなかったようだ。

なんでもいいから釣れればいいという釣りではなく、
なんでもいいから狙って釣るということから始めれば、
次第に魚種を絞って狙った釣りができるはずである。

 

戻る 私の釣果一覧 次へ