日本海に低気圧が入った昨日は雨もよく降り風も強かった。その翌日なのだが、まだ依然ウネリも高く風も強い。低気圧の足が遅いようだ。
そんな状況の中、6か所ほどの釣り座を見て回り、ようやく東向きの堤防へ。
まだ風も強いが何とか竿が出せる状況だった。
先に入っておられた釣り人はアジを狙ってやや沖を狙っていた。我々はテトラ際を丹念に攻めてみる。
足裏サイズのメジナが来たが、なんとも渋い。エサ取りは少ないがフグが差し餌かじる感じで、明確なアタリはほとんどない。

そんな中で掛けたクロダイ。
ご本人としては念願のクロダイでありそれも40オーバー。
この日は重いスペアの磯竿で風も強いので疲れたかと思われるが、とても嬉しい1枚だったはず。

私もこの前に1枚同じサイズのクロダイを上げたのだが、ここでのクロダイは初めて。
前日の大雨のお陰だろうか・・・ここにはそこそこの河もあり大量の真水が入っていたのは事実だ。
もちろん時期的なこともあり、そろそろ産卵期であるからだ。

ガン玉の位置をとかく鈎の近くに打ちがちだが、彼のガン球の位置を上に修正した後で来たもの。
いずれにしても自然に仕掛けを落としてあげることで、より明確なアタリが取れて食い込みも良いのかもしれない。
磯釣りは粘りでもあるが、そんな中での良型の1枚は充分満足できるものだ。

翌日に刺身で頂いたが、久々に美味しかった。
もちろんしっかり抱卵していたことも付け加えて。