本日のテーマ 真冬の釣りとは
釣った日 2003年02月06日  
 釣った人 大学ゼミナールの皆さん
釣った場所 伊豆下田地磯
釣れたさかな クロダのみ
レポート 金田

今日は真冬の磯釣り入門教室。といってもご参加皆さんは延べ10数名。浜遊びのついでに釣りをするといった企画である。全て学生さんで、いかにお金をかけないで、伊豆の温泉と磯遊びを楽しむかといったところだろうか。
やや風が出たり、日陰になるとさすがに少し寒かったが、それでも皆さん釣っている間は熱心そのもの。だが一回ハリスがチモトから切られた仕掛けが戻ってきたのみで2時間経ってもアタリすらない。差し餌もかじられないほどの低調ぶり。海の状況は低水温こそやむを得ないが、濁りも徐々に増してなかなかいい雰囲気なのだが...
潮も左から右へ速く、初めての磯釣り師にはこの状況ではかなり釣りづらい。当然今回のターゲットもクロダイである。そこでもっと右側の潮が効かない穏やかな砂地部分で、今度は仕掛けを底まで垂らして何とかの縁側狙い(笑)
お客様も黒鯛は食べたことがないだろうが、縁側はよく知っている。俄然やる気が増したようだ。(笑)

しかし、4時間程の間で釣れたのは超子供のアメフラシだけ。これは魚とは言えない。結局この時点で終了。でも海と向かい合って黙々とウキを見つめる感覚は、およその皆さんに好評であったようだ。よく入門教室のお客様から言われることだが、釣れなくても初めての体験はとても楽しかったというご感想。お世辞半分以上と考えても、確かに非日常と大自然がそこにある。
ゴミと道具を片付けていただき、もう1泊する宿へお戻りいただいた。といっても磯や浜で子供のように遊んだ身体はくたくたのようす。まずは温泉かな?

さて、日没まであと1時間ほどの時間があったので、私一人が残っていざ勝負。しばらく磯場を休めていたので期待充分な状況にある。竿下へコマセを集める。2投目今まで沈んだことのなかったウキが綺麗に入った。少し遅合わせで
あわせるとなかなかの手ごたえ。足元のエグレへ突っ込もうとするが、そこはこらえる..と思ったが、ハリスが細いぃ。やはりこれまでの1.5号ハリスをそのまま使っていたので、あえ無くハリス切れ。
今度のハリスは2.5号。さっきの魚はクロダイかメジナかそれともアカメフグの大型か。いずれにしてもすでに夕間詰
に入っている。そしてその10分後ぐらいだろうか、今度は微妙なアタリでウキが沈んでも30cmで止まってしまう。軽い根掛かりのような気配だが、魚を信じて道糸を張ってみる。すると魚信が伝わってきた。これも力強くなかなかの引きである。竿はなぜか3号、そしてハリスは2.5号。安心してやり取りを楽しませていただいた。(笑) それでも何回かの突っ込みもあり、早々に浮かせたのはやはりクロダイ。渋いアタリで39cmでした。その後20分ほどして今日は納竿。

ところで本日のお客様。私の年に一度の記念日をお知りで、わざわざケーキ(写真右)をプレゼントしていただいた。それも路上で15名様の大合唱と共に。気恥ずかしいと共にここが横浜でなくてよかったと。
でもとても嬉しく思いました。ありがとうございました。

 

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