釣った日 2004年04月10日
 釣った人 津上さん、金田
釣った場所 伊豆下田地磯
釣れたさかな クチブトメジナ、カワハギ、ショウサイフグ、エイ他
レポート 金田

今年に入って釣果は芳しくなく、地磯の厳しさを痛感していた。だが我々には辛くとも、案外と型物は出ているのだ(笑) 4月はまだ水温が大気中と比べ低く、また水温変化も大きな季節だがノッコミという好条件も決して見捨てることが出来ない。今回は「磯釣り入門教室」のリピーターである津上氏と、今日は珍しく穏やかなホームグラウンドへ入り、講習そっちのけでしばらく真剣に探ってみることにした。
 風はナライでやや強いほどでもないが、大気中でも海面上でも道糸が湾曲してしまう。かといってやはり下潮は風と同じ方向には流れず、ほとんど停滞している状態。いかに自分の釣り座を決めるかが大きなポイントである。幸い我々2人だけの貸切磯となっていたため、かなり風上の左へ立って、右から出るサラシの切れ目からその2メートル先をひとつのポイントとしてコマセを入れる。そうです、道糸は直線が一番の理想。コマセの入れ方は様々で、とにかく海底1箇所へ留まる工夫を数種類考えてみた。というのも付け餌が残るケースが多く、海中を覗く限り魚の活性は低そうなので、出来るだけ根と根の間に仕掛けを留める構想である。これはどちらかというとクロダイ狙いであるかもしれないが、下潮が効かない状態では致し方なく、後はいかに自然に落として誘うかが唯一の方法と考えた。
 ロッドインナー1号ブレイゾンマルチ、道糸サスペンド2.5号、AQAウキ0号にジンタン1個を浮き下に付けウキ下は3ヒロ程度か。ハリスは1.75号として、ウキごと沈めて、しっかりと底を根掛かり覚悟で探る。まだこの時点で幸いにも恒例のフグ攻勢はなかった(笑) これはラッキーなことで、小フグが入る限り半分絶望といってもいいくらいなのです。そしてオキアミの頭や半分がかじられるケースが少し続いたので、付け餌を小さくしてさらに探ってみる。針はグレ針6号。
 仕掛け回収にも気を付け、いきなり引き上げるのではなく、初動作は誘いを掛けるようにゆっくりと動かす。そんな動作が4・5回続いただろうか、サラシの切れ目でシモって入るのか、それとも魚が咥えているだけなのか、やや怪しいウキの動きが。そしてゆっくりと聞き合わせてみると、ずっしりと重く根掛かりかぁ、と感じた瞬間魚信が伝わってきた。デカイ!と実感するもかなり魚君の動作が鈍い。これはクロダイでもなくメジナでもなく??なんなんだぁ、と思った瞬間突っ込んだ。もちろんまだ底に近い状態だったので糸は出せない。でもブレイゾン1号のやわらかさがそれをいなしてくれたようで、徐々に浮かせる。いくつもの生え根をかわすのも、竿が良いのか魚がとろいのか、それとも腕が良いのか(これはないな笑)、慌てず無理をせず徐々に少しずつ。魚体はメジナであった。40クラスでとても太っている。針は飲み込んでいる状態なので落ち着いてタモ入れが出来た。(未だ八丈の落としダモを使ってはいない、いや余裕がなくて使えない(笑))
 この時点で下げ3分の11時20分。しばし休憩後はフグも出てきて沈黙。津上氏も針から先行させて沈める釣方で良型カワハギを2枚ゲット。 
そして上げ潮に入って3分の頃から、やや早い上り潮が入って来た。津上氏に潮の中を釣る釣り方を伝授して、ひたすら流していく体験が出来た。大切なのは張りと流すことの繰り返しであり、出来るだけ上下広範囲に探れるかが課題だ。この潮にぶつかる潮があればベストだったが、結果は不発に終わってしまった。夕刻に30cmクラスのメジナなどを追加して終了。エイはとっぷり暮れてからの魚でした。

いつ見ても綺麗な魚体 大きなおなかを察すると少しかわいそう

久々の記念ショット(笑) 津上さん撮影

穏やかな海と一緒にお昼寝 うねっている時はここで寝ては危険

速い上り潮を釣る津上氏

大小さまざまですねぇ でも貴重なお土産で美味しく頂きます

これからもフカセにこだわって下さい(笑)

 

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