釣った日 2004年7月18日
 釣った人 金田、都築氏
釣った場所 伊豆下田地磯
釣れたさかな マダイ、イサキ、木っ端メジナ、小シマアジ、カサゴ、ベラ、ショウサイフグ、
レポート 金田

夏の始まり、7/17日からの連休スタート。こんな日に伊豆へ走るなんて、地獄へ向かうようなものだ(笑)。と思いながらも、なぜか21時30分発。いつもの夜のハイウェーではなく、予想を上回る車の数。神奈川の海岸沿いはさっさと諦め、厚木ICへ向かうがこの量では...思い切って、厚木ICをパスしてみた。案の定、高速上から見える貯金箱はテールランプの列が何列も、また長さも長い。予想は当たった(笑)。まさに出口渋滞。夜10時、この分では先が思いやられる。ということで、沼津から中伊豆を南下することにした。西から来た都築氏と途中で合流。道路はスムーズで大正解。結局1時頃に磯へ入る形となった。

今宵は西風がかなり強いので、西を背にした磯へ入ることにした。新月の大潮で、少しウネリを懸念したが、案外とそうでもなく海は穏やか。二人並んで、最初に掛けたのは都築氏でショウサイ。小サバも嫌だがフグも大変(笑)。出来るだけフグが飲み込めない針の大きさで望む。しかし針に噛み付き跡がくっきり。なぜ解るの?と聞かれても...(笑)。

かれこれ10投目くらいだろうか、二人で話をしている最中に、電気ウキが魚信を出した。少しフケが出ていたので慌てて回収・アワセ&竿に乗せる、る、よ、ようとするが、いきなり魚の大きさが解ってしまった(笑)。
いわゆるバケモノですね。で〜、しばし沖へ(この位置で沖とは、右斜め前方向)走られる。ドラグ、ドラグとトラグをいじりながらだが、糸が出ない。数回糸を出さねばならない走りだったのでやむなくレバーで対処。だがそちら方向には、背の高い根が...道糸3号、ハリス3号だが、このパワーで根に触れられるとひとたまりもない。だがバケモノは案外と根を避けて走ってくれた。手元にも根ずれ感はなく、数回走った後にこちらが勝負に出る。
遠投用3号竿はこんな時には心強い(笑)。硬い竿が満月のようにしなり、かなり強引に溜める。やっとリールが巻ける状態となり、しばしポンピング。だがヤツは案外早くウキを水面まで出してしまった。
???80cmのボラかぁなどと思いながら、その後は素直に足元へ。暗闇の中、確かに長い魚体を少し確認。やっぱボラか?と思った瞬間「デカイ50オーバーのクロダイ?」思わず声が出てしまった。だがここのクロダイが白いことを知っていたからそう思ったのだが、タモいれを手伝ってくれた都築氏がいち早くマダイであることを確認した。当の私は??ホンマかいな?状態だったが、体高を見て「にんまり」。62.5cm正真正銘のピンク色でした。

釣り始めのバケモン獲得に、今宵の釣りは楽しくなりそうと思ったが、この獲物をいかに保存するかが、地磯の辛いところである。夜にウツボは活性を上げるか否か。また、これから満潮にかけてウネリ加減がいかがなものか。つまり上手く朝まで生きたまま保存しなければ、この夏の保存は難しい。

 

何とか海の静かなポイントで、ストリングで半放流、無事に朝まで元気でいることを祈った。そして朝までフグと格闘しながら、小シマやその場調達のカニ餌で良型カサゴを掛けたり、朝7時過ぎに一旦終了とした。

 

とにかくこの連休の凄さはなかった。車が車道まで溢れ、止めるところがない。しばし仮眠をと考えていたが、かなりマニアックな位置で1.5時間の仮眠。その後お世話になった婆ちゃんに会って、そこへマダイを置いてきた。この婆ちゃんとは、なぜかマダイとご縁がある。きっと婆ちゃんがマダイを釣らせてくれたんだろうね。

 

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