釣った日 2006年3月4日
釣った人 石橋氏、伊藤氏、松川氏、金田
釣った場所 下田地磯
釣れた魚 クロダイ、クチブトメジナ、タカノハダイ、ショウサイフグ
レポート 金田

浅瀬を歩いて渡る 大潮満潮時は・・・

12月に初の磯釣りを体験して以来、2度目の伊藤さん。前回の40オーバーメジナも、クロダイも、本人としてはまだ記憶に新しいかもしれない。
今回は磯釣り教室ではなく、あくまでもプライベートで、ご一緒していただいた。だが彼には磯竿もリールも自前のものがない。というより、我々が使用しているタックルをいろいろ体験してから、気に入ったものを、使いやすいものを、そしていろんな違いを解ってもらえれば、それがベストだと思うからである。

今回も前回同様、彼にはインナー竿ではなく、1.5号のガイド竿を使ってもらう。S.ユタカバージョンの良い竿だ。途中、インナーのブレイゾンも含めて、いろんな釣り方をしてもらうが、本人はガイド竿が気に入っている模様。それは糸を送り出すことに何の苦もないことが一番の理由。前回も2号のガイド竿であった。

さて、9時過ぎから釣り始めたものの、一向にアタリらしきものはない。フグも居なくはないようだが活性は低い。ようやく昼を過ぎた頃だろうか、石橋氏がコマセの効いていない離れた釣り座へ移動、そんなに時間も経たない間に、30cm強のクロダイをかけた。3人が同じポイントで3時間以上も撒き餌をしているのに・・・・なのだ。

伊藤氏のやり取り

でも、丸坊主に終わるかと懸念された中で、1枚でも出たことはとても嬉しいもの。そんな安心した中で、やはり15時を回ってから、伊藤氏の竿が大きく曲がる。だが、予想以上に竿が硬いのか、見ている限り魚の強さに対して竿がしならない。軽くてとり回しがし易い竿なのだが、先調子で竿全体がしなやかではない感じなのだ。そんなやり取りを見ている中でのワンショット。なんと上がってきたのは、45オーバーの立派なクロダイであった。磯釣り2回目で彼は40オーバーのメジナと、45オーバーのクロダイを釣ってしまったことになる。これはすごい結果でもあるのだ。彼は次回3回目には何を釣るのだろうか・・・・

そしてさらに石橋氏の竿も綺麗に曲がる。これまた40cmオーバーのクロダイ。こうなると私の焦りは絶好調(笑)。というのも、朝から6時間は、フグさえ釣れていないのがとても寂しい。わざと根係りをさせたいぐらいの気持ちになるのもよく解る。だが私の位置からは一向に魚信がない。そこであえてサラシの流れに乗せて、棚を気にしながら探っていく。ウキは見えないが、流れの強さと時間を推し量りながら・・・すると始めての竿に来るコンコンと来るアタリを捉えた。強くあわせずじっくり溜めてみるとズッシリと重い。そしてクロダイの感触がとても嬉しかったのだ。私にしてみればたったの1枚。でもその一枚が目標のクロダイ45cmオーバーであることも、何度となく突っ込むそのパワーも実感できたことが、大きな収穫であった。そして伊藤氏には、最後に30cmオーバーのメジナも追加して、3人揃っての満足出来る釣行は、これまた珍しいものとなったのだ。

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