釣った日 2007年5月27日
釣った人 金田
釣った場所 下田地磯
釣れた魚 オナガメジナ、クチブトメジナ、イスズミ、サクラダイ? ショウサイ
レポート 金田

ちょっと取材で中伊豆は湯ヶ島温泉へ。午後2時には終わるかと思ったのだが、200枚以上の写真を撮りながら、やはり3時近くになってしまった。「白壁荘」の梢さん、ご苦労様でした^^ さて今帰っても、ちょうど集中する時間。やはり上り道路を走らずに車は下り斜線を走っていた。しっかり道具も車内にあるし・・・・夜の9時に下田を出ると今日の混雑具合からすると楽勝と予想を立て、4時間もあれば良いだろうと磯へ一人で入る。
何年も通い続けると、この時期の海の変化もそこそこ感じるものだ。この日はすでに木っ端メジナが餌取りになって、日の明るい内は片手サイズのメジナに遊んでもらう。メジナがいる以上、狙いのクロダイはなかなか難しい。でも時折付け餌も丸々残るとなると、夕マヅメということもあり少し期待する^^ そんな時、メイチダイが1枚釣れた。メイチというより、マダイの幼魚?それともサクラダイ?いずれにしても上げて見るとメイチではなかったのだが、メジナ以外が食ってきたことが大切なのだ^^
そしてしばらく沈黙が続いたが、そんな時こそ期待できる季節でもあるのだ。ハリスを2.5号に替えて、棚も浅くする・・・・そしてとっぷりと暮れる直前に、いきなりひったくられた。
瞬間、デカイのは解るが、それも異様に重い。かといって沖へ走る事はなく足元の根へ何度も突っ込む。この重量で突っ込まれてはひとたまりもないよね。と言ってる暇はないのだが、この左側に大きなクレバスがある。そのワレメへ一瞬は入られた(笑)・・・・かといって無理はしない。しっかり溜めてゆっくり引きずり出す。とてつもなく重いのだが、どうやらメジナではなさそう。もしメジナなら、超メタボなメジナと思った。そして魚体が浮いたのだが、薄暗い中でヒラメと見間違うほど・・・・だが、白い(笑)


5分はお付き合いしてもらっただろうか、何とかタモに収まったのだが、やはり重い!やはりそれはイスズミだった。
このイス君にしばらくタイドプールで休んでいただいた。伊豆の地元でもイスズミはほとんど食べないみたいだが、港で網に掛かった大型のイスズミを女性陣が綺麗に身だけ剥いでいたのも知っている。八丈島ではメジナより喜ばれる魚なのだ・・・・が^^ 
とにかくメタボなので、プールで遊んでもらった。とっぷり暮れてアタリも無いので、しばしイス君と遊んでみた。最初は人気を感じて逃げるのだが、ライトを当てていても、私がじっとしゃがんでいるとまた浮いて来る。これだけの大型になると愛着も湧くものだ。イス君曰く「逃げようにもこんなに狭いとジャンプも出来ない」・・・「そか、じゃ頭でも撫ぜてやろうか」・・・「好きなようにせぇや」 そんな感じでこの魚とコミュニケーションをとったつもり(笑)なのだが ここにもし小さい人の子がいたら、なんて思うだろう?「魚って、こんなにおとなしいの?」と思うに違いないほど、このイス君は開き直っている。 夜のせいだろうか、それとも諦めが肝心と悟ったのだろうか・・・・ 結局この魚の顔を覗き込むほどに食う気は失せてきた。やはり海へお帰り頂くことにした。「また俺の針に食ってきてもエエよ」と言うと「そうは問屋が卸しまへん」とばかりに、ゆっくりと深みへと泳いでいった。

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