釣った日 2008年10月25日
釣った人 N.Tさん、金田
釣った場所 南伊豆地磯
釣れた魚 メジナ・イシダイ幼魚他
レポート 金田

磯釣り入門受講者のN.Tさんも今回は堤防ではなく、初めての磯へ・・・・
磯の潮の動きや海の変化は、堤防よりも多く激しいかもしれない。
潮の流れもさることながら、サラシや払い出しは、潮位によって磯ならでわの変化を見せてくれる。

N.Tさんにとって、そんな磯は生きた海に見えたのでしょうか?
どうでしょう?

生きているからこそ魚の変化もある。それがこの釣りの面白さかもしれない。一時はフグばかり釣れていても、餌ばかり取られる小魚ばかりであっても、時としてその変化のおかげで、魚が入れ替わる、というか大物も姿を現すというものだ。
そんな期待を裏切るかどうかは、自然任せの海任せ・・・ではなく、おそらくこの釣りにおいては、工夫と忍耐でもあるのかもしれない。
しばらく私が実釣して一連の流れを見ていただいて、今度はN.Tさん自身に竿を振っていただいた。

ポツポツと小メジナやイシダイの幼魚が釣れ始める。
小さいとはいってもいずれもパワフルな生きた天然の魚。やはりそんな生き物との対面は男心をワクワクさせる。

釣りなんてそんな程度で遊んでいれば楽しいじゃない・・・となるのが普通の釣り。でもここでは、絶えず大物(1kg以上8kgくらい)との生き物との遭遇に備えるのがこの磯釣りなのだ。
「逃した魚は・・・大きい」という言葉の中には、目標を明確にしていない油断が絶えず付きまとう。

だが、口で言うに安し、現実は難し・・・・^^
実践は理論を上回るだろうし、五感を生かして何度も失敗を繰り返しながら、現実の悔しさや悩みを体感して、それでこそ目標とする物を釣り上げた時の嬉しさはひとしおでもあるだろう。それはかつて昆虫を見つけて手にした時のそれとまったく変わらない、少年の成果を達成したあの喜びとまったく同じかもしれない。技量は実践にある。
「こらぁ 座って釣るな!」と怒られそうだが、肩を並べて心落ち着けて、
大海原の前でお互いを振り返るのも、また楽しいものかもしれない。
じっと座って、海の中の魚君に、動きを悟られない為にも・・・^^;

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