大震災後3週間。次第になまった身体も沈んだ心も、少し揺り動かしたくなる。
磯釣り入門教室のお客様のご希望もあり、伊豆へ出かけた。
伊豆の道路はいつもより空いている。熱海、伊東、熱川、稲取は、比較的静かであった。
寒桜で有名な伊豆だが、そろそろ他の桜も、綺麗な姿を見せていた。
昨年11月に参加された柿沼さん。
餌を仕入れたときも、熱心に写真を撮られていた。なかなか手っ取り早い情報収集ですね。
誰もが初めての時は何もわからない。そんな時の画像の保管は、とても素晴らしい手法ですね。
私もそんな意味で、ここに使わせていただきました。
配合餌や結び、そしてその他の小道具も画像として保存。
さて実釣というと、東の風が強く、なかなか道糸のコントロールが難しい。
初心者にとって、道糸のコントロールと仕掛けを、海中に入れていく動作がなかなか困難ですね。
たまに釣れてくるのはフグばかり。
15時を回った頃、私も竿を出してみた。
そこは風の影響も少なく、潮も弛んでいるポイント。。。それは柿沼さんのポイントの1m横。
しばらくして雰囲気が出てきた。感覚予想か?
案の定、浮きが消えた。
手早くふけを取り、軽く合わせるとズッシリとした感覚。そしてリズミカルに首を振っている。
最初に上がったクロダイは35pほどか。
こんな時、さらに続けて食ってくるのがクロダイかもしれない。
二人してさらに撒き餌を撒き続けて。。。
さらに一枚を追加。
今度は40cmほどの良い型であった。
お客様にも、、、、、来るはず。と思ったが不発。
だがそのあと、巨ボラがお二人に掛かって、おニューの竿の曲げ試しを
堪能できたかもしれない。
優に60pは超えるボラ。
クロダイの動きと似ているボラだが、
ボラの方がはるかに粘りはある。
もちろん大型になるほどパワーは増すが、へこたれる時間が長い。
簡単に海面までは浮かない。
そんな時ほど、腰竿、イナシ、竿の角度、そして膝の使い方、
そんな体験がとても貴重でその積み重ねなのです。
あっという間に浮いてきては、練習になりませんね。
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