釣った日 2012年3月11日
釣った人 カズヒロさん夫婦、休憩中さん、金田
釣った場所 南伊豆地磯
釣れた魚 メジナ、クロダイ、シマアジ、サンノジ、ボラ、クサフグ
レポート 金田

ご夫婦での磯釣り入門教室だったが、10日の釣行予定が11日へ変更に。。。
10日の予想は空模様も雨交じりでウネリも高い、やむなく翌日の日曜へ変更していただいた。
すでにご夫婦は稲取温泉に泊まられていたので、出来る変更だった。

カズヒロさんは過去に私と釣りに行っている。でもそれは独身時代の10年以上前の事。
私もよく覚えてはいないが、今回はご婦人も釣りに挑戦していただくのはとても嬉しいし力が入る。
なぜ力が入るかと言えば、旦那を旦那として持ち上げるため、でもあるが、それ以上に
「私食べる人、あなた釣る人」となって欲しくはなかったのだ。

釣る楽しさ、天然の生き物と遭遇する刺激、そんな生き物の力を身体で実感する体験。
それらをご婦人にも体感していただければ、もっと素敵な二人でいてくれる。。。かもと思った。

そんな私の力みは無用だったようだ。

まずは旦那が、飲み込みの良い釣り方で、腕が棒になるような巨大ボラを。棚はかなり深かった。

そして続けてクロダイを。
それを目の当たりに見ていたご婦人もちゃっかりカメラに収まる。なんとも嬉しい・楽しい一瞬。
前もって「まったく釣れないかもしれない」とは言わなかった。
「デカくてびっくりするような魚・・・来るかも」とは言った。
しかし、この日は過去にはないような釣果となった。
それも磯釣り初心者男女二人が、とてつもないことをしてしまったのだ。



右の画像は「あなたよくやったね、すごい!!」といった普通の会話のように思われるが、それだけでは終わらなかった。

旦那の足元はまっすぐ落ちているようだが、そこに魚が入り込む可能性もあれば、仕掛けのキャストもやや振り込みづらい立ち位置。

だからご婦人は、振り込みやすく足元がスッキリして、潮の動きの少ない場所で、旦那の8mほど横で。。。
夫婦並んで釣りをしていただくのもいいが、引き裂いた理由はそれぞれが釣りに集中していただく狙いもあった。甘えは要らない。それより自分一人で釣り上げる面白さを興奮を味わって欲しかったのだ。
しかしご婦人の最初のアタリは明確で、鈎には5cmほどのクサフグが付いていた。。。だが嬉しそう。しかし

左はご婦人が釣り上げた45pの口太メジナ。
魚を掛けた瞬間は彼女一人だった。そしてしばらくひとりでやり取りして、なにか騒がしい様子に気づいた私。
本人には慌てず焦らずと・・・とはいえ、ご本人は「魚に引っ張られて、海に落ちたくはない」と思っただろう。
何とかそのパワーを竿で溜めて、辛抱しながら魚を浮かせた。
「デカいメジナだ・・すごい」と言ったのは私。

案の定、その時旦那はご婦人が気になっていただろうが、自分の竿を置くまでは至らなかったのはいつもの事。
それは男の意地?あるいはプライド? でも気持ちはわかります。「自分にもチャンスはあるのだ」とね。
ただ、カズヒロさんはその後2度のバラシ。やはり焦りもあるだろうし、「俺も釣るんだ」という意気込みもあったはず。
さらにご婦人は、私が勧めるその磯際を再び丹念に攻めていると、再びドカンと来てしまった。

左がそのやり取り・・・右がタモに収まったメジナ。
なんと2枚も、それもいずれも40pオーバーの太ったメジナ。
右手でロッド、左手でタモ。。。。この画像、カッコいいよね。

さて、こんなか弱きご婦人が、生まれて初めての磯釣りで、
丸々太った45pと43pのメジナを掛けて、釣り上げた快挙、、、
私としては嬉しい限りでかなり興奮気味だった。
今は、女は黙って狩りをする。。。そんな時代なのかもしれない。

旦那がクロダイ+大型バラシ2度、ご婦人がメジナ2枚を、それぞれが見事にヒットさせ、その生きた実感溢れる自然のパワフルな生き物とのやり取りをしていただき、、、私としては大満足。

サポートいただいた休憩中さんも、メジナの良型とやや沖を攻めてシマアジを2枚。

それをご婦人がパチリ、さぞかしシマアジが珍しかったのかもしれないが、お互いの成果を喜び合っている気がした。

ウネリは大きいし、磯へ入る通路はややビビったかもしれないけど、なんでも試してみないと身に付きませんね。
車へ帰ってご婦人の言葉「行く時より帰りの方が怖くなかったよ」・・・そんな自分の感性を伝えるてくれることが、ありがたい。
いつもこんなに釣れるとは、思わないでください。
美味しくいただけましたか?
(この日のブログはこちらへ)

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