釣った日 2012年11月03・04日
釣った人 Uさん、Sさん、金田
釣った場所 南伊豆地磯、
釣れた魚 メジナ、サンノジ、シマアジ、アジ、アイゴ、ショウサイフグ
レポート 金田

300km以上を走って来られたUさん。朝8時に待ち合わせしていつもの磯へ。
今一度、磯釣りを基本から教わってみたい。。。そんな方は多いかもしれませんね。

タックルはほぼ揃ってらして、過去に20回ほど日本海方面へ釣行されてらっしゃる。
そんな中での南伊豆の磯は、また違った新鮮さもあったのではないだろうか。

釣りって、大した技を持たないでも釣れるときは釣れますね。私とてそれは同じだった。
仕掛けやタックルの意味や有効性を、たとえ理解していなくとも釣れるときは釣れる。
だから我流が通用する。

なぜ仕掛けに錘を打つのか、なぜ長い竿なのか、そして魚が捕食する際の特質は何か。
いろんな疑問は100以上はあるでしょうね。それが理解できなくとも釣れるのです。
左の画像はサンノジ。スピードもパワーもあり釣り味の良い魚です。食べ味はお勧めできないが、こんな良型の強い魚をいかにしてやり取りをするか。。。その経験をより多く積むしかないのですが、基本的なやり取りを身に付けていればその応用も容易に体験できますね。

翌日今度はSさんと出かけてみました。
到着時が満潮時だったので、以前から入ってみたかった堤防へ。
砂地もあり根もあり、そしてケーソンも入っていて水深も6mはある。数時間をそこで試してみた。
快晴で風もなく絶好の堤防日和。満潮時でも5mの高さがある堤防なので無風が助かった。

二人してそこそこ楽しめた。オナガメジナの手のひらサイズやシマアジの25pも混じって。
餌取りも多く水族館状態だが、撒き餌を打ち分けて上まで浮いてくる木っ端メジナを避け、
5mほどのタナで根の際を攻めて見る。そんな透き通った海を攻めるのも楽しいものだ。
でも見えている魚は案外と浅いもので、逆に5mのタナで10mも離れると案外と見えないものだ。

そしていつもの磯へ。。。だが、昨日は混雑していた磯がほとんどいない。
土日連休の土曜は外出しても、翌日仕事の日曜は極端に少ないといういい例だ。

しかし。。。浮いてくる魚は20p強のショウサイばかり。。。。もしショウサイ狙いの釣り師なら、30匹は釣れたかも。

ここでこんなサイズばかりのショウサイも珍しい。少し異常。

フグは撒き餌の効いていない所でも食ってくる。
ならばフグの猛攻を避けるには、早く仕掛けを沈める?
普通ならそう考えてもおかしくはないが、それは間違い。
フグを避けるには、避けても無理なのだ。
そんな時は撒き餌と同じ大きさの差し餌を撒き餌の中に入れるしかない。
またその中でガン玉を打って早く沈めるほどフグはそれを目ざとく見つける。細かく砕いた撒き餌の中に、大きな差し餌を入れても目立つためすぐに狙われるのだ。

それに、そんな時ほどガン玉は外すべきだろう。完全フカセが良い。
たとえクロダイ狙いでもフグが居なくなるまで、フグとは違う魚に入れ替わるまでガン玉は打たない。
なぜならガン玉を打つほどアタリはウキに出ないが、完全フカセだと軽く張って待っていればアタリも出やすく、
フグに鈎を飲まれずに掛けることができる。それも出来れば大きい鈎で。

そして餌取りを釣る中で、本命が来るのを待つしかないと言ってもいいだろう。まずは餌取りとは何かを絶えず確認することも大切だ。
だがこの日はクサフグはほとんどいなく、最大30pのショウサイまでも来る始末。その釣り味はそこそこあるが、やはりうんざり。

たまに釣れる手のひらサイズのオナガメジナをパチり。
結局夕間詰もショウサイと付き合う羽目に。
とっぷり暮れてショウサイの勢いはなくなり、Sさんに3枚の良型アジ。

今回は、Sさんもかなり上達された中で、改めて完全フカセの有効性を体感していただいただろうか?
あるいは目からウロコだったかもしれないけれど。。。
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