釣った日 2014年3月21日
釣った人 松田さん5人組、110さん、金田
釣った場所 南伊豆堤防
釣れた魚 メジナクロダイ、ウミタナゴ
レポート 金田

2月に一度、ご夫婦での釣り教室を実施させていただいたが、強風で気温も低く釣果も最悪だった。
そんなわけで「私達の釣果」は割愛させていただきました。Iさんご夫婦ありがとうございました。

でもこの日はすでに3月も後半、気温も10度以上となって、お彼岸の春休み。
しかしまたまた西高東低の気圧配置で強風。
幸い晴れて何とか釣りが出来た。

東京の大学を卒業されて、すでに社会人の皆さんが5人。
温泉1泊を兼ねて、釣りというアクティビティを選ばれたようだ。
幹事さんは名古屋在住。でもその幹事さんの目が、海を前にして一番輝いていた。

予報で4mの波ではいつものステージでは少し厳しい。
それに皆さんカジュアルなコート姿^^ 温泉旅行だものね。
まっ、それでも極力風を避け波を避け、安全に釣りができる堤防に集合していただいた。

午後1時頃から開始。

立派な学士さんたちなので、実践レクチャーもしっかり理解されていた。
そして実釣・・・多少それらしきアタリがあるが、明確な魚信は1度きり。
そんなこんなで午後3時半を回った頃、土田さんに10p強のメジナが。
2時間ほどは何も起きなかった時間で、このまま終わるか、、、、とも思えた。
粘り強い空白の2時間ではあったが、それが皆さんには良い手返しの練習にもなっていたようだ。
餌の付け方ひとつとっても徐々に上達していた。

木っ端メジナでも食ってきたことと、これからようやく潮も上げてくる時間帯。
「これから1.5時間が勝負」とはっぱをかける。

海の様相は、干潮時の雰囲気とはかなり違ってきた。
そして・・・・
久保田さんの竿が大きくしなる。レクチャーが功を奏したか、竿で溜めて溜めて・・・我慢
必死で何とか海面まで浮かせていただき、見えてきたのは
良型のメジナだった。
それまで根掛かりやゴミ海藻にウキを持っていかれていたが、これは正真正銘のデカくてパワフルな魚。

細い糸でこんな大物を釣る醍醐味を味わっていただけただろうか。
長くて柔らかい竿が、魚に出来るだけ衝撃を与えず海面まで浮かせる理屈もわかっていただけたのかと。。。

カッコええですねぇ。さまになってますね。
こんなところでこんな魚が釣れる。。。それは釣った人しか確信が持てない。だがその体感がヒューマンスケールだと。。。
そして何時間もあきらめずに粘って、忠実に釣法を実践した結果の嬉しい瞬間なのです。
何事にも代えがたい自然の中の生き物との対話。
それは日常では決して味わえないスリルと刺激の空間。
もちろん・・・食べたいことも自然な欲求でね。
ヒューマンスケールで自然と遊ぶ、釣りは魚と人との自然な駆け引きなのです。そこには、魚の警戒心と俊敏性と、人の粘りと智恵が交錯して
人も自然と一体となれるほど、釣れる時がある気がします。

日も山に隠れる頃、午後4時半。。。「皆さん、あと一投で終わりにしましょう」と声をかけた直後に、
今度は松田さんの竿がしなっていた。
彼の目の輝きは最高潮。。。何事にも代えがたい男の悦びでしょうか。
活きた獲物を手にした感触は、彼をどれだけリフレッシュさせたことか・・・計り知れません。

でもここは、「最後の一投」が大切なキーワードみたいです。


この日のブログは こちら へ。
動画@は こちら へ。
動画Aは こちら へ。

戻る 私の釣果一覧 次へ