2年以上ブランクのあった柿沼さん。
しっかりタックルも揃えられて、それも私のお勧めのそれほど高くはなく使いやすいロッドとリール。
それでも大事に使えば10年でも20年でも楽に使えるタックルだ。
久々の釣りだったようで今回は前回のおさらいから。
糸や鈎の結びまでキッチリと確認されて身に着けていただいた。
この日はナライ(北東の風)が8mほどあり、海もかなり荒れていたので釣りやすい堤防へ。
時折ウネリの飛沫が飛んでくるが、風を背にして釣りやすい状況。
それほど頻繁にアタリはないのだが、そんな中でメジナの30p弱を釣って楽しんでいただいた。
やはりメジナの引きを何度も体感していただくことがこの釣りへの上達の秘訣かもしれない。
潮は濁っていたが、何やら餌取りが多くなってきた。
良型のショウサイフグもいるのだが、もっと上層に群れていたのがサヨリだった。
食べるとおいしい魚なのだが、釣りには厄介な餌取りでもある。浮気をしないでサヨリではなくメジナを狙っていただく。
そしてややいい感じで竿を曲げて上がってきたのは・・・
あまり好まれないタカノハダイ。
海に潜るとタカノハダイがいるからといってメジナが居ないわけではない。しかし釣り人いわく、タカノハダイが釣れるとメジナは期待薄とよく言われる。
魚は魚、いろんな魚を釣り上げてその釣り味を楽しんでいただくのも経験のひとつ。
そんなこんなでサヨリも釣りながら夕間詰めへ。
最後に竿をギュンと曲げてくれたのはヒラスズキ(フッコクラス)だった。
柿沼さんいわく「こんな魚を釣ってみたかった」と。
我々にとってヒラスズキも外道だが、もちろんやり取りのいい練習にもなる。
秋の海は多彩な魚種が釣れる。まだまだ1月に入るまで活性が高い時期でもある。
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