今年もよろしくお願いします。
毎度口にしていることだが、年が明けて1月も半ばになると、暮れと比べれば海水温は数度も落ちる。
今年も明けて例外なく19℃から16℃台へと下がっていた。
その海水温の違いは、魚の活性度に顕著に表れ、一気に海の中はおとなしくなってしまう。
坊主も覚悟の真冬の釣り。
だがその分よけいな小魚に刺し餌が狙われることが少ない。
良型の40pオーバーを狙うには、様々なチャレンジができるチャンスでもあるのだ。
たまたま磯へ入る途中、海岸で遊ばれていた見知らぬお二人と話ができたので、
「釣り・・やってみる?」と声を掛けてみた。
その代わり犬の面倒を見てもらったのだが・・・
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横須賀でアナゴ釣りをされているとのことだが、磯竿を初めて持たれての第一声は、
「軽い。こんな長い竿なのに・・・」とのこと。
しばし撒き餌と合わせる中でアタリを待つ。
そんなにしないうちに明確なアタリ。小型のショウサイフグだった。
いつものアナゴは底釣りだが、我々の釣りは中層の釣り。そのアタリはとてもスリリングだね。
何投か投げている内に、底の方でメジナの魚影らしきを確認した。
その直後にアタリが出て、引きを堪能しながら手のひらサイズのメジナをゲット。
ぜひ次回は、1日竿を振っていただきたいものだ。
さてお二人が帰られた後は城主さんとしっかり良型を狙ってみる。
案外とウネリがあり、サラシや払い出しも大きい。
そんな釣り場でも、できるだけ撒き餌をいかに集中させて、狙ったポイントを作り出すかだ。
サラシに影響されないポイントで、しっかりコマセてみると、30pほどの小型のヒラメが食ってきた。
ここは60pオーバーのヒラメも釣れている場所だが、小型のヒラメ君には海へお帰りいただいた。
そのポイントは、他の場所とは違ってやや濁りも出ていて、良型のクロダイをイメージして・・・
そしてその後ゆっくりとしたアタリ・・・
しっかり沈んだウキを見ながら、道糸を張って軽く手首を返す程度で合わせてみた。
ズシンという感触と竿を叩くような感じで、良型の魚だというのが伝わる。
当初狙っていたクロダイかと思いきや、中層まで上げるとかなりのパワーで下へ突っ込んだ。
ドラグのないリールだったので、少しレバーを放して逆転させて糸を出してしまった。
だがほんの少し程度。
そのショックで針が外れることもあるが、なんとか上層まで浮かした。
だが魚体は銀鱗ではなく、黒かった。
城主さんに持っていただいてパチリ。
とても体高がある太ったクチブトメジナ。
城主さんには来なかったが、こんなデカイ45pのメジナを
見るだけでも価値はあったはず。
それは今後自分が釣り上げるであろうイメージを、しっかり作るための視覚でもあるはず。
冬の低水温期だが、狙える良型はしっかりいるということですね。
あとはいかに口を使わせて食わせるかです。
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