2019.10.23

南紀堤防

メジナ、チヌ、シマアジ、アジ、カサゴ、サンノジ、フグ

本州最南端の南紀という響きは子供の頃から馴染みがあって好きだった。
勝浦・串本・白浜等の紀伊半島南部地域で、黒潮が流れるイメージも強い。
那智の滝・本宮・新宮、そんな歴史に触れるにもとても興味深いスポットだ。
そんな南紀へお客様をお連れして、しばしお遊びの釣り。

大海原を部屋から望めるここは、ホテルアンドリゾーツみなべ。
少し前まではみなべロイヤルホテルとなっていたが名称変更された。
白浜温泉からはやや離れているが、私はそれがここの特徴であり嬉しい要素でもある。
予約が取りやすい、料金もリーズナブル、そしてルームチャージでも利用できる。
ルームも広くパブリックスペースも快適だ。もちろん温泉大浴場もある。

観光をするにも釣りをするにも、とても使いやすい立地と環境でもある。お勧めです。

さてそんな観光旅行の合間の釣りとなると堤防となる。
堤防にもいろいろあるが、以前から気に入った港があった。
過去に2回少しだけ竿を出してみたが、静かな港で海の中も静かだった。
だが10月にここへ来るのは初めて。以前の2回はいずれも真冬だった。
しばしこませてみると、なかなか魚の活性が高いことが上から見てもよくわかる。
その様子を眺めてみていると、やはり・・・
アジらしき魚が表層の餌を取っていくが、時間と共に下にはそこそこのメジナの群れが見えてきた。
さらに時間と共に何やら大きな魚もチラチラと・・・・

結果、シマアジ(25pクラス)の入れ食いや、その中に混じってチヌ(35cm)も。
チヌの時のウキは一瞬にして消し込まれた。
それはきっと、他のアジやシマアジ、それにメジナがいる中で、いち早く狙って
食い上がってきたのだろう。「他の魚より早く食わないと取られてしまう」と。
さらに大型らしき魚を2度バラシ。
潮も動きにくい港の中だが、軽い仕掛けで全遊動が最も食わせやすかった。

そんな楽しい釣りができるのも、南紀ならでわのことかもしれない。
観光の中で、一つのアクティビティとして、こんな楽しいアイテムはないと思うのだが、そこは大自然相手のこと。
お客様は大興奮であったが、自然は何時も人間の見方ではない。
後醍醐天皇も熊野詣も、そんな自然と共に様々なシーンがあったと思うと、
全てが時として人の思い通りにはならないことを痛感してしまう。

レポート 金田

魚画像が物足りない方は↓(南紀串本は海中水族館)
戻る 私の釣果一覧 次へ