2022. 5月28日

伊豆南地磯

メジナ、ササノハベラ、コサバ、シヨウサイフグ

伊豆半島はフィリピン海プレートの海底火山が隆起、そして60万年前本州にぶつかった。世界ジオパーク(GeoPark)の一角である海の波で浸食された下田の洞窟。

洞窟の中から見れば海に繋がる穴は一つだが、海側から見れば穴は二つ。
いずれ二つ目の穴も長い年月をかけて貫通するのだろうか?

伊豆半島の成り立ちはとてつもなく長い歴史だろうが、それを思えば
この穴が貫通するまではほんの僅かな期間なのかもしれない。
人の一生なんてもっと短いと思うが、
石一つとっても絶えず変化していると思わざるをえない。
絶えず全ては常ではないのだ。

この洞窟は上からも観れる。
私自身ここは30年以上前から何度も出かけていたのだが、
数年前とは違って今ではにぎやかな観光地となった。
テレビドラマやCMでもよく利用されたこともあって、あっという間に・・・
テレビの露出やSNSはすごいね。

30代のお二人さんだったが、南西の風が6mと強く、苦肉のポイントで・・・
予定ではメジナ・イサキ・シマアジをイメージしたのだが、小サバが1日中湧いていた。
そんなこんなで画像のように怪しい仕掛けでササノハベラやメジナの足裏サイズを。

初めての磯釣りで小サバばかりでは切ないばかり。
だがメジナの小型であっても、怪しい仕掛けで何枚も釣れたことは
磯釣りの醍醐味を体感していただいたことかと。

お客様から頂いた画像の中のメジナの塩焼き。
ジオパークの恵みも長い年月の中で変化してきたのだろうが、
育まれた海の恵みと、海の生物の気持ちになってその刹那に対話をするのは、
短い一生の中で、釣りはとてもスリリングで楽しいアウトドアスポーツであることに
間違いはない。

レポート 金田

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