釣った日 2001年6月1日  
釣り人 萩田ガイド、金田
釣った場所 伊豆大島
釣れたさかな 口太メジナ、尾長メジナ、シマアジ、サンノジ、ブダイ、フエフキダイ小型他
レポート 金田 
ガイド仲間とちょっとした遠征1泊釣行を計画。伊豆大島へ行ってきました。
熱海発10時の高速船へ買い込んだ餌も積み込む。お客さんはガラガラ状態だが、それでも80人位だったろうか。ゆったりと着席して出船して待つが、何か離岸の操作がおかしい。というのもいつものスマートさがなく、前進、後進が瞬時に切り替えられたり、意に介さない操船状況が続いたので
不審に思った。と、その数分後に「ドスン」と船全体に衝撃が走る。その瞬間「あ〜これで今日は大島へいけないかも・・・」ととっさに感じた。(笑)
案の定下船勧告後、払戻しの案内。乗船客に充分な説明もないまま船会社は慌てていた。それよりも怪我人の調査もままならないドタバタ業務はいただけない。我々に怪我はないが、他の客に怪我人が出ているのだ。その後の出港案内も振替案内もままならないまま、ほとんどのお客さんはあきらめ顔で払戻し後消えていった。
これでいいのだろうかと疑問が湧く。客に対する正式な報告や謝罪もアナウンスの案内のみで対応マニュアルさえ感じられない。人身第一の交通機関がこれではお粗末すぎた。
我々一行も原因をできるだけ把握しようとしばらく現場に残ったが、損傷は激しくこの船の再出港は数週間先かと判断、稲
取港の他の船での移動を考え、無駄な駐車料を支払い一路南へ。途中伊東近辺で伊東から船が出ると情報が入り急きょ伊東港へ。ようやく3時間遅れで大島へ。今度はぶつからない事を祈ることも忘れなかった。

さて、今回も大島元町港から徒歩3分の距離にある「ホテル赤門」さんへお世話になる。釣り人は馴染みの民宿が多いのだが、最近のホテルは料金も安く、もちろん設備もいい。露天も完備され、気持ちのいい温泉宿である。

3時間遅れの初日の釣行なので、急いで身支度をして車を借り磯へ。風もそれほど強くなかったので、南西向きの「二つ根」へ。しかし、道が思い出せないまま、出会った女性に聞いてみた。ちゃんとその方に教えていただき、ようやく着いたかと思うと、さっきの女性がそこに。心配なので先回りして待っていてくれたらしい。大島人情はありがたいもので、来る時の船会社との違いにホッとする

二つ根は2年ぶりであろうか、先客がいるかと思ったがこの日は無人。左手の突き出した岩の上で開始。しかしうんともすんとも一向にアタリがない。ここは30〜40cmの尾長も交じる好ポイントであったはず・・・と思うのは釣り人の勝手で、ここから試行錯誤が始まる。風向き潮の流れ、払い出しの影響、ウキや針も変えいろんなパターンで攻める。すると、潮のたるみのようなところでゆっくりウキが沈む、あわせるとズッシリ思い。内心ホッとしながら久々の口太メジナ30オーバーの感触(笑)。念のため萩田氏にタモ入れしてもらい、続けて同じポイントへ。全く同じポイントではなく、やや払い出しの影響もあり、少しずつポイントを変えて狙う。その後同じようなサイズを数枚追加後、
一気にウキが持っていかれた。今までの30cm強よりははるかに強く小気味いい泳ぎ。きっとサイズアップ間違いなしと確信したが、上がってきたのは35cmほどの尾長メジナであった。今までが
口太ばかりだったので、尾長を忘れていた(笑)
そんなこんなで、比較的途切れないほどに竿を曲げた数時間でしたが、40オーバーまでいかなくとも、かなり満足の初日でした。

宿に無理を言って8時頃に戻る。磯から宿までは15分位で、温泉と夕食が待っていてくれるのは、いつもの伊豆釣行と比べれば極楽である。

食事後入浴して、ほとんど即就寝。起床予定は3時半であるが、2時半に起きてしまった(笑)。さらに一寝入りして4時過ぎにホテル出発。この日は南風の予報を気にして、北北東向きのオオツクロへ。朝から雨で先客もなし。磯へでるとやや沖にはいい潮が流れている。期待充分で竿を出したが、1投目から15cmほどのサバが・・・・・
さらしの中もびっしり。場所を移動して撒き餌を一ヶ所に集中させる。しばらくして、かなり離れたポイントへ1回。チャンスは1回かもしれないと思いつつ仕掛けを振り込むと、うまい具合にウキがしもってくれた。かなりの大物(昨日よりはデカイ)の感触を楽しみながら上がってきたのはサンノジ。デカイのはデカイがこれではネ。

その直後、また9割方残っている重いコマセを担ぎなおし、今度は北北西向きの野田浜右のゲンバクへ車を走らせる。朝から随分な運動量となった。
萩田氏はいきなり大物に走られて根ずれでバラシ(笑)。ここは石谷ガイドがフエフキの大物を数回掛けている場所である。それらがいつ来てもおかしくはない。
さて当方は、なぜか今日も(笑)そこそこのメジナやブダイをコンスタントに掛けていた。そんな中に40cm弱のシマアジも交じりこの日も小気味いい竿のしなりを感じながら12時に終了。

温泉入浴後、船が無事に出港することを祈りつつ伊東港へ。
ちなみに1泊2日の伊東市営駐車料は\1,600〜\2,000程度とお手軽な料金。
皆さんも1泊で大島へ行ってみませんか?

 

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