釣った日 2001年9月16日  
 釣った人 萩田、金田他3名
釣った場所 伊豆下田地磯
釣れたさかな クロダイ、メジナ、イサキ、カワハギ、アイゴ、サンノジ、エイ、アジ、イシダイ、フグ、ムツ
レポート 金田
夏の台風も2つ関東付近をすでに通過し、そろそろ秋の気配も感じられなくはないが、やはり日本は亜熱帯に近づいているのだろうか?。まだまだ蒸し暑さが残り、秋雨はどこへ行ってしまったのと気象異変をつくづく考えさせられてしまいます。、地球温暖化防止に何をして何ができるかさえ、ちゃんと自分の意識の中にあるかというとはなはだ疑問で、今は何でも個人の選択にまかされている時代だけれど、本気で地球人全てが地球の事を真剣に考えねば....

と、8月はほとんどお休み状態の磯釣りを少しずつ再開。今回は萩田ガイドと現地集合の磯で知
り合った馴染みの人達と5人でクロダイ釣り合戦??とにかく勢ぞろい。(笑)
その前に日中はまだ暑かったので、水温25度程度の海へ潜ってみようといざ海岸へ。しかし、スタッフの問題か、いざ入水となると腰が引けてしまい中止。台風通過後の濁りやゴミも多く、日中の時間潰しは温泉へ変更とあいなった。(笑)


さて入浴休憩後午後2時頃に入磯、釣り本番は15時以降かと皆の状況をじっくりと聞いてみる。
やはり台風後の海はかなりの異変があるようで、磯ではないが下田沖ではワラサが良く釣れていて、この地磯でも日中からイサキが釣れたり、クロダイもそこそこの釣果を残している状況。
そして馴染みの釣り友達と5人並んで釣る事となったが、フカセが4人にダンゴ釣りが一人、そして他の釣り人がカゴ釣りと多彩な光景。そんな人達の前の海はこれまたボラの少年少女がまるで池の鯉に餌を与えている状態で、海面さえ盛り上がる状態。しかし狙いはその下にいるであろうクロダイなので、皆けっして簡単には諦めてはいない様子。
しかし、やはり餌がもたない。ボラによる餌取りより、その下にいるであろうショウサイフグやカワハギ、木っ葉メジナが主な原因。
潮の流れがあるところでは木っ葉メジナの活性が高く、釣れるのは15〜20cmの木っ葉メジナで、潮が効かないところは居食い餌取り軍のえじきとなる。この高水温時期でのクロダイ釣りにはかなり厳しいものがある。

そうこうしている間にもただ一人奇麗に竿の弧を画いている人がいた。そうフカセ釣りではなく、団子で釣っていたお兄さんはコンスタントに30〜40cmのアイゴとサンノジを掛けていたのだ。ダンゴの投入と同時にボラが一斉に集まり、ダンゴの沈下を追いかけるように海底まで黒い塊が沈んでゆく。それを半日繰り返していた彼だが、夕刻が近づくにつれ良型を連発。その都度今度はクロダイか?と期待したが、全てボラ以外の前述した外道ばかり。運がないのかそれとも....
そして午後4時を回った頃フカセの一人が楽しそうに竿を曲げていた。皆が注目する中、上がってきたのは奇麗な銀色をした本命クロダイ(約35cm)であった。ダンゴ有利という持論のダンゴ釣り師にフカセ釣り師が一矢を報いたか(笑)。ダンゴ釣り師の彼はそれを見て悔しがる「何でダンゴには来ないのか」。そしてその仲間のフカセでクロダイをしとめた彼は.....(写真左を参照してください)(笑)
さらにその30分もしないうちに彼はもう一枚クロダイを追加。もうダンゴのお兄さんの胸中は熱く燃えたぎっていることはいうまでもないだろう。

ところでそのクロダイを釣った彼の勝因は、明確な磯特有の現象を狙えるポイントであった事だけ付け加えさせていだきます。 粘り勝ちというところかな(笑)。おめでとうございましたぁ。

日没後、釣り仲間たちは終了。クロダイは結局2枚であった。我々二人もクロダイはボーズでしたが、その後夜釣りに突入。餌取りボラは消えていただいたが、今度は小あじとムツらしき餌取りとの戦い。萩田ガイドが一度猛烈な力のある魚を掛けたが、それはエイ。結局私のこの日の釣果も25cmほどのイシダイが最大格闘パワー(笑)に終わりThe end。
今回は釣り好きな若い人達と結果のある楽しい一日でした。

 

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