釣った日 2001年10月27日  
 釣った人 磯釣り体験2名様、金田
釣った場所 伊豆下田地磯
釣れたさかな メジナ、ボラ、フグ、小イシダイ、(マダイ)
レポート 金田
9月に磯釣り体験へご参加いただいた、H.Sご夫妻に再度挑戦していただきました。相変わらずのお気に入りのかわいいイエローニュービークルで登場。
今回はお昼前から夕刻までの時間でマズメ時に大物を狙っての設定だったのです..が。
ご主人には2号竿、奥様には取り扱いやすい140gのとても軽い1号竿をセッティング。40cmクラスのクロダイでも1号竿なら充分取り込めます。ただ、針の付いた餌をいかにクロダイに食わせるかが一番の問題。
この日もなぜか前回同様に台風のウネリが残り、若潮にもかかわらず、足元まで東からの波がたまに這い上がる。風も北東風で道糸のコントロールが最大のポイントとなる。ウキも水面よりやや沈めて、上潮や左からの風に流されないよう工夫をしなければ、すぐに仕掛けが右へ流されてしまう。しかし大きいウネリの影響で常時
大きめのサラシを発生している。それは風に負けない位に仕掛けを狙ったところへ運んでくれる好都合なサラシである。
日中の場合、まだ小ボラが水面近く大量に寄ってくる。今回はウキ下をほぼ3ヒロ強にして、サラシが作り出す潮目を重点的に攻めてみた。いつもと違ってかなりの濁りがある。これはクロダイを
ターゲットにするには好条件。さらに小っ葉メジナもこの位置では少ないようだ。
数時間ほど経ってもボラ以外にこれといったあたりも釣果もない。フグがたまに針を飲み込みハリスを切っていく。
午後3時を回った頃だろうか、今まで取られていた差し餌のオキアミが残るようになってきた。これはチャンスと進言した直後、奥様のウキに変化が出るようになった。この奥様、前回同様やや短い竿でありながら、道糸のコントロールがなかなか上手い。サラシも上手に利用して出来るだけ潮の流れに沿った仕掛けの動きを演出していたのだ。そして沈んでも30cm程だったウキが奇麗に海中へ消しこんでいった。「今だ」と合わせを指示するも糸ふけはかなり出ていた。ましてやリールハンドル回転が遅い。1回目のアタックは空振りに終ってしまった。無理もない事だが、自分の道糸の長さやその巻き取
りのタイミングが合わせのタイミングと繋がる。その前に絶えずウキを凝視していることも必要最低条件(笑)。
そして2回目のアタリに素早く反応できた竿は明らかに魚の感触。それも大きい。私も竿の引き具合をサポートしてみるとなかなかいい感じで伝わってくる。1号竿なのでやや大型でもかなりの大きさに感じる物だが、これは少し違っていた。しばらくのやり取り中に写真を1枚。奥様曰く「写真
を撮ってる場合ではないんじゃぁ?」。かなりの大物は沖へ出ようと走り始める。細く軽い1号竿は
みるみるうちにグンニャリ。それでもこらえてしばらくやり取りが続く。その後ふっと軽くなってしまった。残念だが針のチモトでギザギザに切られてしまっていた。40cm近いフグもここには居るがその場だともっと早くに切られていたであろうし、もちろんボラでもない。クロダイの大型の可能性も否定し得ないのだ。ハリスは1.5号。
そして再度ウキが沈む。今度こそはと願うのは私だけだろうか?なんとしても姿だけでも見ていだきたいと願いながらサポートするが、ドラグ式のリールの糸は音を立てて断続的に出て行くばかり。しばらくはその動きの収まるまで待ってみたが、その直後針外れとなって針だけが戻ってきてしまった。またもやバラシ。やはりこのタックルでは少し辛いか、と自問してみても後の祭りである。
その後左側に入っている釣り人達(男性3名、女性2名)に数匹の35cmクラスのメジナが掛かっていた。日没が5時、我々やその他の釣り人達に大きな変化があったのも4時〜5時頃。これが夕刻のマズメ時である。
タイムアップとした5時前まで粘ってみたが、そこで終了。前回もクロダイらしき大型をバラシている奥様にとっては非常に申し訳ないが、次回のお楽しみということで「お疲れ様でしたぁ〜」

Sご夫婦は、当社が手配した近くのプチホテル「アーネストハウス」へ。ゆっくりお休みになれたでしょうか。それともやけ酒?
★ Sさんからお便りいただきましたぁ ★

おかげさまで楽しい休日を過ごさせていただきました。
しかし、二回目だっていうのに、
まったく、出来の悪い生徒で申し訳ございません。はは・・・。

アーネストハウスは、良かったです。
ウチのも気に入ったと申しておりました。
夕食(飲みと同じ)は、ホテル前のバーでいただいたのですが、
それもとても私どもは気に入りました。
店の方もとても好印象でしたし。
それと、朝食もかわいかったです。
朝から大雨で外で食べられなかったのは残念でしたが。

P拝見いたしました。
ずいぶんと立派な真鯛だったようで、
釣り上げるところ見たかったですね。
食卓には贅沢過ぎたでしょう。(そんなのはいつものことだって、失礼)
いつかはそんなやつ釣ってみたいですね。はは・・・。

「洋子さんのバラシもひょっとして 真鯛の可能性があったかもしれません。
かなり大きかったですからね。」

おそらくそうだったんだろう。と思うことにしておきます。

そんなこんなで、
今度はいよいよ道具を揃えようかと思っているところです。
なにかアドバイスもしくは、具体的にコレというのがあれば、
聞かせていただけるとありがたいのですが。
けっこういろいろとありそうですし。

その後当方はこの時間の帰宅は渋滞が予想されるので2時間ほどの夜釣りを試みた。
仕掛けは1.2号インナー竿に3号道糸と2.5号ハリスで臨む。昼と同じポイントで10分も経たないうちにヒット。また沖へと走る。止められないほど走るが何とか魚の向きを変え、3分程したころに足元まで寄せる。しかし浮かせようとしたところでハリスのチモト切れ。
昼のバラシと同じような感触と切られ方。

案外と餌取りの多い中、小康状態が続き、20時も近いので終了としうと思った直後、ウキが入る。今回もデカイ感触が伝わる。すでに数回のバラシを演じて、我ながら今度こそと気力がみなぎる(笑)。それは前回のバラシよりやや型は小さいだろうかと思いながらも何とか水面まで浮かせた。
月明かりで形を見るとそれはクロダイ。しかしなかなか力のあるクロダイと思いながらタモ入れするも、タモが重くてびっくり。それは50cm強のマダイだったのだ。
今年はマズメのマダイが何回となく上がっている。奇麗なマダイだ。
するとバラシの相手もおのずと想像がつくものか...それとも。

 

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