そこそこあるためそれは望めない。しかしいかにも酸素がたっぷりで何が来てもおかしくなさそうな雰囲気だ。
だが、釣り開始草々にダツが食ってしまった。そしてその後はダツのオンパレード。1泊2日の釣行はこんな事態で始まったがなぜか2人には笑顔が耐えない。それは初めて出会う磯への大いなる期待感が圧倒していたからであろう。そしてダツのいないところを作ろうにも沖はまず無理と判断。磯際かクニノミチとの間のワンドを攻める。そういったポイントをいくつか作っては仕掛けを竿1本から2本あたりまで探っていった。仕掛けがゆっくり落ちて行くことが楽しかった。(笑)
正体不明の餌取りはいるもののメジナの気配は充分なのだ。
そうこうしているうちに浅島氏の竿がダツとは異なる曲がりを見せた。30cmほどのオナガメジナである。八丈島での初物に2人してニンマリ。
2日間釣行の出だしとしては決して悪くはない。また、気持ちのゆとりも加わって、この素晴らしくスケールの大きな磯で、のんびりとかつ可能性溢れる時間が流れた。 |