本日のテーマ 夏の釣りは余裕を持って
釣った日 2002年08月04日  
 釣った人 萩田ガイド・金田
釣った場所 南伊豆下田地磯
釣れたさかな メジナ、イサキ、メイチダイ、子ムツ、子シマアジ、クサフグ、
レポート 金田
夏真っ最中のこの時期、磯釣りは暑さで厳しい。しかし魚はいなくはないはずである。渡船業者の船頭も この時期はなかなか面白い釣りができます、と言っている。
ここでは自分達が釣ったものしか出していませんし、どこかの新聞のようなデータもありません。そこで過去の自分の実績と感ぴゅーたーが欲望を掻き立ててしまうのです。(笑) それは的確ではないが自分のデータを信用するもしないも自分の責任で行えばよいのです。

せめて曇りであってほしいとか、そよそよと涼しい海風が吹いていればと、釣果より気象状況に思いをよせて、磯に立つのが夏の釣り。

そんなこんなですでに何年も過ぎていった訳で、今となってはまず真夏の日中の磯には立たない、いや立てないのが現実で、あくまでもマズ目時か夜釣りになってしまう。で、そうなると日中の移動が問題で、昼の渋滞の中を走る気合もなく、やはりそこそこ早朝に出発。今回は渋滞を避けたい部分を速やかに抜け、食事を仕入れた後いきなり仮眠となった。(笑)
30分ほど寝ようかとリクライニングを倒した車内はエアコンの温度調節もバッチリですぐに眠ってしまった。起きたのはすでに2時間近くたった9時半頃。釣りは夕方からという気持ちが心地よい仮眠を作ってくれた。

まず仕事も兼ねて民宿へ挨拶に。ビーチが目の前の民宿内部はさすが忙しく、まさに夏休みの稼ぎ時状態。なかなか夏らしい民宿の雰囲気である。しばし女将やおじぃちゃんと話しこんだ後近くの穴場海水浴場へ。そうです泳ぐんです。といっても手には水中メガネと足ひれにシュノーケル。この穴場海岸はゴロタ浜で、岩礁も多く絶好の素もぐりポイント。プロの海女さんも数人入っていた。結局ここでは数匹のメジナとボラと小魚類にウツボしか見れなかったが、撒き餌を打ったらどうなるかは分からない。今回撒き餌は撒かなかった。

素潜りもそこそこに次の目的地である温泉へ。そこは下賀茂温泉の「銀の湯会館」である。予想通り空いていた。というのもここまで来る道中の白浜海岸でさえ毎年の混雑状況とは少し異なる雰囲気であったのと、海岸線よりやや離れた下賀茂であり南伊豆であることが要因。温泉もまばらな人数でこちらとしてはべりーぐっど。そしてまた休憩室で昼食を取りまた2時間仮眠。(よく寝ます、なにせ日曜釣行ですから) 今日は伊豆へ寝に来たのかと思わせるスケジュールで、起きたのは午後4時。

ちょうど良い時間でカンカン照りも収まり、海水浴客もほとんど消えている頃ようやく支度に入る。
磯に立つとまだ磯が暑く熱気を残している。だが釣り人も素潜りダイバーも誰もいない。ここまで引っ張ると自分でも焦って仕掛け作りもしなくなり、さっき潜った海中をイメージしながら(違う磯ですが)
しばし撒き餌で海中観察。木っ端メジナを確認後しばらく木っ端と戯れる。最大23cm最小10cmといったところか。雰囲気としては悪くはない。このあとマズ目に向かって、どの魚種に絞って狙いをつけるかが問題。比較的短めのウキ下でそこそこのメジナを狙うか、それとも黒鯛のように底の地形を丹念に探ってみるか、また撒き餌の打ち方も変わってくる。とりあえずかなり暗くなるまでは木っ端は消えないと判断して、かなり底を意識して狙ってみた。

ようやく19時頃にゆっくりウキが沈むようになり、合わせるとすぐさまスプールから勢いよく糸が出いった。なかなか元気な魚で本日最大の力のこもったやり取りをしばし続いたあと、浮かせて見るとなにやらアイゴらしき姿。残念アイゴかと抜きあげてみるとメイチダイであった。少し嬉しい。この魚はフエフキダイ科であるが釣り味も食べ味も良い。サイズは30p前後といったところか。このレベルの
魚が何枚か来ると夏でも楽しい釣りができる。(笑) 地元の釣り人もこの魚を狙って釣りに来る人も多い。

とっぷり暮れるか暮れないかの時間帯は比較的静かに進んだ。その後イサキを狙ってやや沖よりに撒き餌を打つ。しかししばらく変化はなかった。その間萩田氏に待望のジャンボイサキがヒット。
いよいよかとこちらも真剣にならざるを得ないが、その直後にメイチをもう一匹追加する。さすが暗くなってからのメイチはさっきの引きとは異なり大変おとなしく上がってきた。これでメイチ2枚でお土産には良い材料となった。そしてイサキも1枚くらいはほしいかな?と思ったところでやや小ぶりの本命を追加。

21時を少し回ったところで終了。バラシは1回で1.2号インナー竿ではどうしようもない化け物だった。(笑) だがアタリ方や引き方からしてまず大型のサメであろうと推測できる。それはアタリらしきものはなく、差し餌を有動分だけ落としなおす際のことで、最初は根がかり状態で動かない。3度ほど
根がかりを外すようにあおって初めて気が付いた感じ。(笑) あとは自分(魚)の思うが侭に力ずくで
足元へ入ったり、底の根を巻くように沖へ出て行き、3号ハリス切れでジエンド。
帰りはラーメン休憩を含み、渋滞無。

 

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