本日のテーマ これが海!!
釣った日 2002年12月15日  
 釣った人 金田、地元のおじさん
釣った場所 伊豆下田地磯
釣れたさかな クロダイ、サヨリ、小ムツ、小イワシ、サメ
レポート 金田

写真は今回の地磯から撮影した8枚の写真をパノラマ処理したもの(約180度)。比較的凪のように見えますが、日中はやや西風が強く、夕間詰めになってから暖かくなってきた。(笑) 12月は異常に寒く真冬以下の低温だっが、やはり今年の初冬は何かおかしい。大気は冷たいのに海水温は20度近い数字で生暖かい。
とはいっても、昼頃から磯へ入って、しばらくはフグらしき餌さ取りしかいなかった。なかなか厳しい状況で3時間が経過。暗くなってからの一発勝負かと思う様な暗い雰囲気(笑)。西風は後ろからなので遠投が効くため沖を中心に攻める。足元もいいのだが、自分の影が直接海に影響する西日なので、敢えて30m程沖のシモリ根際を狙っていた。左からの払い出しがかなり沖まで出ているが、狙うポイントまでは影響しない。また仕掛けが馴染むと次第に右方向へ潮が流れているのがわかる。
ダイレクトで30m先に撒き餌を集めるのだが、今日はメジナも想定して軽い仕掛けで臨んだため、撒き餌が仕掛けと同位置では差し餌と撒き餌が合わない。遠投ということもあり、軽い仕掛けが馴染むまで悠に1分は掛かるのでかなりのずれが生じるのだ。G2のめじな研究所ウキなのでジンタンガン玉しか打っていない。ということで撒き餌は5m程左へずらして投入し、差し餌との一致にひたすら努める、努める。(笑)
もぞもぞというアタリはあるのだが、昼から3時間はほとんどフグ達の仕業だったようで、なかなかウキが沈み込むまでのアタリが出ない。そしてちょうど潮が変わるかどうかという時間帯で明確なアタリがあった。
これまでの3時間に意味はあったようだ。それまでの浮きの動きを見続けていれば、30m先でもウキの綺麗な入り方はわかるもので、急いで糸ふけを取る。この際に心の準備がなければチヌは差し餌を吐き出してしまいかねない。3時間浮きが沈まなくても、糸ふけは最小限で臨まねばならない。何とか道糸にテンションを掛け魚信を確認。いきなり魚は首を振った。といってもチヌにくびれた首はないのだが、魚体全体で大きく身体を振るとあたかも首を振っているかのように感じるのだ。久々の大型感触。(笑) それもかなり沖なので1.7号ハリスとその途中にある高いシモリ根に気を付けながらの誘導。とはいっても道糸がPEなのでそのダイレクトな感触はなんとも言えない。水温がまだ高いせいか、力は目いっぱい残っているようだ。全く動かなくなる場面が3回。こちらも根が高いだけに、時間をかける作戦。ハリスが根に触れる感触はほとんどなかったが近づいてからの突っ込みにもパワーがあった。
何とか足元まで寄せて浮かせると、今回は黒いクロダイ。(笑) 50cmオーバーのチヌは何枚か上げたことがあるが、
見た限りは50cmはなさそう。だがこのチヌの力は50cmに匹敵ですね。写真のタモ枠は50cmのもの。見る限り45cm弱といったところ。やはりまだ温かい海での磯のクロダイは港のそれとはパワーが違いますね。
しばらく撮影し、ストリンガーでタイドプールへ生きたまま保存。ストリンガーはプールの中で役立っています。(笑)
その後にサヨリの良型も何枚か出て、隣にいた地元のおじさんも5〜6枚上げていた。
そして徐々に日が暮れはじめてから忙しくなる。
まず日が山へ隠れてから、比較的足元狙いでまず一発。さっきのチヌに匹敵するパワーでやり取りするも針はずれで
バラシ。その直後に手前に落ちる撒き餌のおこぼれを、水面まで食い上がって来たメジナの40cmクラスを目で確認。慌てて短ハリスに変更して、少量ずつ撒き餌を手前に打つと、きたッ。だがそこはすぐ下に大きなワカメ林が...
しばらくワカメ林から出るのを待つも、結局、根掛かり(ワカメ掛かり)状態でバラシ。メジナのバラシは痛い。というのも一度バラスとチャンスは限りなく遠のく。でもあそこで掛けてもねぇ...(笑) で、やはり無理だった。(笑)
その後ほとんど暮れてから大型イサキらしきと感じながら抜き上げたのはクロダイの30cm弱。そしてそしてとっぷり暮れてから、また手ごたえ十分すぎる程の大物。だがクロダイにしては首の振り方がおおらか(笑)、だが何とか上げたのは80cmほどのサメだった。
やはりこれが海ですね。
6時過ぎに納竿とした。
ちなみに2枚のクロダイは今回元気にお帰りいただいたのでぜひ釣って下さい。<石橋さん。
帰路につくと、年末ということも有り、R135もパトカーがひっきりなしに警戒に当たっていた。結構なことだが、その後ろには車が数珠繋ぎ。皆さん事故にはくれぐれもお気をつけ下さい。

 

戻る 私達の釣果一覧 進む