釣った日 2004年01月30・31日
 釣った人 根掛かり師、ナベ様、萩田氏、金田
釣った場所 八丈島、地磯ヨノモウ(1/30)、八丈小島セイズコウ(1/31)
釣れたさかな オナガメジナ、クチブトメジナ、オキナメジナ、ホンイシ、ブダイ、ウスバハギ、ダツ、その他
レポート 金田

ここ数年通い続けた八丈島だが、シーズンぶりの釣行はやはりウキウキ気分で落ち着かない。落ち着くということはさてどういうことだろうと考えれば、やはり平常心ということであろうか。でもそれがなかなか難しい(笑)
まだ水温も高いとの情報だが、ベストの環境を狙えるほど経済的にも心理的にも余裕は無い(笑) 狙いはもちろんメジナであるが、青物の期待も無くはない。だがそれはあくまでもメジナ釣方での青物であること。それを忘れてはいけないのだ。例えばムロアジが釣れたら泳がせ釣りも良いのだが、そこは同行者との意思統一が必要となる。もし一人であっても、欲をかくあまり共倒れに終わる可能性も大きい(笑)
それは釣りという個人プレーの難しさであり、釣り仲間といかに一日楽しむかという大きな課題なのだ。
さて、順調に磯へ入るも北西風がやや強く、その風を背に受けるポイントであるヨノモオの東向きで開始。萩田氏がやや危険な先端へ。その手前に私、そして渡辺氏と石橋氏が入る。先端ほどサラシが大きく、また石橋氏がいる手前ほど海はおとなしい。さらに手前はワンド場になりサラシている。だが何処で食ってくるかはわからない。
早速かけたのは萩田氏(下写真)。でもメジナではなく太いお魚。さてかなりの底狙いなの?このサラシで?と不可解に思っていると、やはり左右のサラシの間でかけたらしい。サラシは磯に対して真っ直ぐ伸びる。だが下潮はあくまでも右から左へ。風は左から右へ(笑) できるだけ下潮に仕掛けを乗せようと苦心するも、なかなか釣果が付いて来ない。それどころかアタリも無い。ダツの気配もないのだが、それはそれでとても嬉しい(笑) その後裏のワンドへ入ってみたり、皆の様子を伺ったり、なかなか落ち着かない。
元の位置でしばらく左から正面に向かって伸びるサラシに乗せて流してみる。サラシが切れるほぼ30mが狙いだが、どうしても自分の撒き餌がそこまで届いているとは思えない。大半はサラシの下それも左へ入っているのだ。他人の撒き餌で勝負してもつまらないので(笑)、追い風を利用して、撒き餌を30m先にある仕掛けの右へ数発入れる。その時点で竿2本の仕掛けはすでに入っている。しばらく張りを作って待つ。撒き餌がそろそろ仕掛けと合った頃に少しずつ沈める作戦だった。その直後、ナイロン道糸でもアタリは敏感だった(笑)。
心地よいそれも勢いのあるスプールで受け止めるアタリは、「やっときたぁ」という感じであろうか。そこそこの沖合いなのと、3号竿6ハリスで、ゆっくりかつ強引に(笑)寄せる。浮いてきたのは30cmクラスのオナガメジナと思ったが、あげてみると約38〜39cm(写真下の方)。サラシの先の沖合いで、かれこれ竿3本(斜めであろう)まで落として取った嬉しいオナガであった。
その後、続けて来るはずの60cm尾長は不発(笑)で、またまた苦戦が続き夜に突入。夜特有の餌取り魚種が3種類ほど来たあと、大物を1発バラシして7時30分にて初日は終了。
この日萩田氏もメジナを数枚取っていた。

地磯ヨノモウ先端にて、まずはブダイ 左手にはオニギリ
こんな写真が多い。竿が曲がれば... ヨノモウ手前から先端方向
初日のお持ち帰り一覧 オナガメジナ40cm弱

さて2日目、朝起きた時点での風は昨日より強い。やや北よりの風に変わりあまり芳しくない状況である。コマセを積み込み、八重根港へ行ってみると小島までの渡船は準備完了であった(笑)。早速乗り込み大ウネリの中を小島へ向かう。立っているのも大変な状況で、すっかり酔ってしまった。降りたところはセイズコウ。小島の南側なのでウネリは無いがまたまた横風が巻き込んでくる。私は寒いのが嫌なので、風の無いワンドの奥側へ。皆より一番遅く(酔いをさまして)(笑)開始。ここはまるで大きなゴロタ場の様相である(笑)。その時点ではまだゴロタ場のサラシはおとなしく、仕掛けと撒き餌が一致する状況。またまた遊び心で1号竿とハリス2号で餌さ取りと遊ぶつもりで開始。やはりモンガラなどの餌さ取りはいるものの、なかなか活性が良さそう。その時の棚は2ヒロ弱の完全フカセで探る。すぐさま勢いの良い(1号竿なのでなおさら)メジナらしきをヒット。だがタモ入れ直前にバラシ。30cm台だろうか、ササヨ(イスズミ)かもしれない。そしてさらにワンドの奥へ奥へと、根と根の間を攻めてみたりしていると、またまた小気味のいい引きが。その時見学者がすぐ後ろに2人(笑)。グッドタイミングのやり取りでした。浮かせてみると40cmクラス? あげてみるとややデカイ? クーラーに入れるとかなりデカイ。でも50cmには満たない(笑)(右下の写真)。仕掛けの投入から撒き餌の打ち方、そしてやり取りまでを3人で共有できたことは嬉しい限りです。

2日目センズコウ東側での40cm強のクチブト センズコウ西側ワンドで45cmクラスのクチブト

その後個人的には初対面の30cm強のオキナメジナ(写真左下)などを交えながら、徐々にワンドは派手なサラシとなり、アタリが遠のく。
そこでそのままのタックルで今度は東側(写真右下)に入る。そこはペタ凪の当て潮だった。沖は望めないがしばらく沖へ撒いて、仕掛けも沖へ。私なりの偽装工作(笑)。その間磯際にもしばし撒き続け仕掛けは入れない。磯際でヤガラなどの姿を水族館状態で確認。しばらく経ってから磯際へそ〜っと針から入れて竿一本まで落とす。落ちた頃に今度はウキも一緒に沈ませる。そして徐々にウキがエグレへ入っていく感じがスリリングであった。「これは来るかも知れない」「今来るとまずい」と思ったとたん、来てしまった(笑)。その時のハリスはまだ2号のままであったことは間違いなし。いや大間違い。磯際を2号で狙うなんて今考えれば...魚の引きも尋常ではなかったが、竿は完全に水面に行き刺さり、結果は当然早々のハリスチモト切れでバラシしてしまったた。皆さん大変申し訳ございませんでした。

オキナメジナ

際でバラシた東側の磯

一方、萩田氏もその隣でそこそこ釣っていた。だが最後の最後に、またまた小気味良い引きを楽しんでいる。
なにやらメジナらしき切れの良い突っ込み(写真下)で、45cmクラスのクチブトをゲット。きっちりとこの日の最大サイズを揃えてくるあたり、やはり上手いの一言。

竿は曲がって、竿先は真下、これは余裕のサイズ あげてみればホンイシ35cmクラス

最後の突込みで、穂先が水面近くへ、オレンジウキは海中へ

まずまずの型で45cmクラス

八丈小島セイズコウ上より。この左側(横瀬根)と右側(ワンド)に分かれて釣ったが、いずれも最大魚はクチブトの45、46cm

セイズコウ右側のワンド

 

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