釣った日 8月1日
釣った人 田原さん親子
釣った場所 伊豆下田地磯
さかな オナガメジナ小、ボラ、アジ、サバ、フグ、
レポート 金田

相変わらず多い台風は、この日も影響を残していった。それも東から西へ移動する台風で、かつ足が遅い。最近は、小笠原高気圧が東から西へ張り出し、その淵に沿って、西へゆっくりと台風が移動した直後であった。当日午前中まで近隣の海岸は遊泳禁止で、我々も午後からの予定へ変更する。逆にそのお陰で、車の量も比較的少なく、スムーズに到着した。

今回は山梨からご家族でサマーバケーションという田原さん親子のご参加で、お父さんとご長男(中一)のお二人です。この日は大潮とも重なっている為、朝夕のマヅメ時を狙いたいのだが、さて。午後2時は最も熱い時間だが、スタート(笑)。少し涼しいホテル内でレクチャーした後、磯へ向かうが、磯までの間が汗だくとなり、辛い。だが磯はそこそこ風もあり、いよいよ実釣となる。海況は少し濁りはあるものの、ほど良いウネリもあっていい感じだ。複数のサラシも利用出来て、潜り込む潮のあるところ、そんなシチュエーションを選んだ。まずは短ハリスの固定仕掛けから始める。

配合も軽めのパン粉を主体に、ゆっくりと潜り込んでいく餌がよく解る。それに合わせて、仕掛け投入する。
田原さんのお子さんであるシンちゃんは、海のない山梨県でもバス釣りには慣れていた。当然、今回は初の磯であったが、竿を持つ感じは初心者とは思えない。キャスティングも、待ち方も、立ち方も。
しばらく撒いて海を観察すると、大小のボラが寄ってきた。お二人には絶好の練習チャンス!そしてまんまとそれぞれにヒット。大型のボラは1号竿を思いっきり曲げてくれる。いや曲げないと相手に主導権を握られてしまうのだ。下の写真はお二人のダブルヒット。思わずカメラを取りに走ってしまった(笑)。


ウキに反応するボラは群れている。お父さんのそれはかなりデカかった。シンちゃんのボラは中学生クラスかな?竿のあやつり方からポンピング、抜き上げ、タモ入れまで、一通り経験。あとは多様な経験をいかに多く作って試すかだ。

そうこうしている内に、シンちゃんが初の小メジナと格闘する。こんな小さな魚が、彼の竿に勢い良い突っ込みを見せる。でもさすがバス釣り経験者で、それほど慌てる様子もなく、地上にランディング。棚も1ヒロだが固定で、潜る潮にウキごと沈める。そして張りを作りアタリを待つ、なければさらに沈める。しかしバス釣りの様に、あまり大きなアクションは禁物。あくまでも軽く張るテンションで誘う程度に。

その後小メジナを数枚追加したり、サバやアジも加わり、干物にするには充分な数を確保(笑)。夕方のとっぷり暮れかかる頃は不発であったが、その後電気ウキも付けて、生カニも付けて、夜釣りの雰囲気を味わっていただいた。ひょっとしたら、ひょっとしていたかもしれないんですけれど、この日はこれで終了。ホテルへ戻ると21時近かったが、真夏の暑い日の夕釣りは、いかがだったのでしょうか。これからは、徐々にサイズアップを狙って、ターゲットを絞っていきましょう。お疲れ様でしたぁ。

 

 

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