釣った日 2004年10月31日
釣った人 都築氏、金田
釣った場所 伊豆下田地磯
さかな クロダイ、オナガ・クチブトメジナ、サヨリ、ショウサイフグ、ハコフグ、エイ、イサキ、ゴンズイ
レポート 金田

今年の秋はどこへ? 猛暑と台風と地震が、今年の秋を奪ってしまったような気がしないでもない。猛暑の後に冬が来たような寒さもあって、冷たい雨の中では少し辛い。雨の合間になるであろう一日を予想して、前日に出撃を決定。だが海は予想以上に荒れていて、現地へは朝10時着の後、海の収まりを期待しながら1時間ほど寝てしまった^^。そして、午後から半夜半まで、さてまともな釣りが出来るのだろうか・・・というのも東風が強く海も底荒れ状態。潮が引いた干潮時である昼の12時に磯へ入る。

都築氏の前は濁りが残っている

見かけない叔父様が一人入っていたが、やはり左からの風が辛いことと、釣果も今ひとつらしい。だがタイドプールにはしっかりクロダイが1枚泳いでいた。
この荒れ方では、濁りの中のメジナも厳しいし、クロダイを狙うにしてもポイントが定まらない。頭の中では的を絞れないので、最初は海が澄んでいる左側へ釣り座を確保し、上潮の流れとは逆向きにキャスト。その仕掛けは1号のおもりに浮力のないSサイズウキを水中に沈め、その上に3Bのウキをセッティング。なんとも強引な仕掛けなのだが、秋の磯ならでわの荒業かも(笑)。ハリスには何も付けず最初は上層を試してみるが、やはり上潮は右へ早い。実はシマアジをこっそり狙っていたのだが、向かい風の中、撒き餌の投入もままならず、下潮がそんな撒き餌を仕掛けの方向へ流れてくれることを祈りながら、水中をイメージする。だが早々に私の針に食い付いたのは、サヨリであった。中層でのサヨリ?と考えながら水中ウキを徐々に沈めていく。手前に打った撒き餌と一致する位置で仕掛けが最下点まで到達するという立体的な空想だ。

これはハコフグ君^^

女性の立体的空想は男性よりも劣る、などと考えるのは私だけ?そんなことが女性が釣りにハマり辛い一つの原因かも、などと考えたりしながらこっそり向かい風の中オナガメジナの20cmクラスで遊ぶ。下潮は思ったよりも上潮と逆方向でもないようだ。ここでしばし粘っていても、撒き餌と仕掛けが出会い頭に出会うだけの事かと思い、またショウサイフグの良型も現れたので、都築氏の居る濁りのある方でしばらくは様子を見る。風は弱いものの、ここでの下潮の方が読めない。彼もメジナは上げるものの 狙いのクロダイのアタリすらない様子。そして小型フグの猛攻も(笑)

そして夕マヅメをいかに釣るかなのだが、夕刻6時が満潮ということもあって、二人並んで安全な手前で、しこたま撒き餌をこませる。だが反応はフグくらいで練り餌さえ残らない状況が・・・ だが手前から沖へ出されていく仕掛けが竿4本先辺りで反応を見せる。根掛かりと同じ様な反応だが、ゆっくり仕掛けを回収すると半分餌が残った状態で少し期待が感じられる。そしてその直後に魚信反応が。簡単に手前に寄って来た魚は案外と大きいが、比較的大人しい。そして足元まで来て初めて首を振るしぐさが伝わる。「クロダイだ・・」と確信して水面まで浮かせて見ると、その通り35cm程のクロダイであった。

海で遊ぶというのは何かしら体調に良い結果をもたらす。今日もリンパ腺による偏頭痛の中出かけたのだが、クロダイが上がった後には、その頭痛が取れた(笑)。なんとも人ってげんきんなものだと感心するが、決してこの水しぶきの中の環境による影響もぬぐえないと考えている。いつもの生活を離れて、何かに夢中になりながら、身体を動かす。釣りに限らずなんでもいいのだが、そんな趣味は決して人にとっては無駄ではないはずだと改めて感じた次第です。

夜に入って幅50cmほどのエイやイサキと遊び、コマセを使い切って終了。釣れた魚は食べたい人に食べてもらうのが一番ですね(笑)。家族3人ではまずまずかも・・・

 

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