釣った日 2005年4月17日
釣った人 藤田氏、金田
釣った場所 東伊豆熱川地磯、城が崎地磯
さかな クチブトメジナ、メバル、カサゴ、キタマクラ
レポート 藤田氏

釣行レポート 2005年4月17日 釣人:管理人さん、釣バカ社員

管理人さんとは今年3度目(初回は寒さと強風で挫折なので実質2回目)の釣行。前回も寒さと強風でことごとく竿出せず、どうにか2箇所で挑戦するものの、体調不良で自分がダウン、日没までチャレンジしていた管理人さんは労報われずボという内容だった。

さて、仕切り直しの本日。結果的には今回の伊豆釣行、非常に勉強になった。磯釣りを始めて10年、しかし実活動は1年程度の初心者である自分が、考えて行動できたからであり、1尾はそのシナリオ通りに上げられたからである。これほど考えて手を動かしたのは、初めてかもしれない。

まず最初のポイントはよくある小堤防先のテトラだ。テトラの先は思いっきりの外洋となっていて、投げや超遠投で攻めるのも面白いと思う。天気予報通りに気温も上がり、ラッキーと思ったのもつかの間、やはり強風に見舞われた。管理人さんはテトラ右手に、自分は左手に入った(前回と同じ場所)。竿先下はテトラや根があり、この間を攻める。

序盤については、コマセを効かせるやり方と最初から狙うやり方がある。フカセ釣りではコマセを効かせて魚を寄せ、浮いた魚を手返しよく釣るというのが王道だ。コマセを打っていくとまずエサ取りが寄ってきて、効いた頃に本命がお出ましになるというストーリである。しかし、状況によってはコマセを打ったその直後に、大型が猛スピードで捕食することを経験している。前回は開始数投後にカサゴのあたりがあったが、このポイントでは大型(といっても30cmくらいだろうが)が序盤で食ってくる可能性を考えて今回も最初から集中することにした。

春の海でカニ取り

今日のこのポイントは、状況が変わりやすい手強い釣場だ。三浦半島の漁港にあるテトラとは全く違い、風向きや強さは10分程度で変わるし、潮も変化する。オマケにテトラ周りのサラシも強い。そのため、仕掛けやコマセの投入ポイント、流し方に配慮しないとポイントがずれて、挙句の果てに根掛かりや海草掛かりしてしまう。そんな中、2分位だろうか、風も収まり流れが落ち着いたその時、コマセ-->仕掛け-->追いコマセ、そして仕掛けが安定して、そしてすっとウキが入っていった。いつもなら反射的に早合わせ-->素針というパターンだが、今回は落ち着いて沈み行くウキを確認、ガシッと合わせた。ススーと走るがグッと軽くタメて上がってきたのが20cm程度の小メジナ。でも今年初めてです、ハイ。
その後はビュービューの風になり納竿。管理人さんも小メジナをゲットしていた。

磯移動の途中で休憩した穴切湾

次に移動したのは城ケ崎。管理人さん曰く地獄度1というものの、確かに99%舗装路で歩きやすくアップダウンも無いに等しいくらいだが、自分には1.5に感じられる。原因は単なる運動不足。。。
釣り場は海面から2mほどのひな壇。両脇は数メートルの崖となっていて、やろうと思えばそこからも竿を出せるというポイント。
ここでは自分が右手に、管理人さんが左手に展開。自分の周りは久々に見るTHE ド・サラシ。必ずサシエが無くなるがアタリにはならない。ここでも工夫をしてみるが、エサ取りの正体が判明したのみで終わり。途中、管理人さんお昼寝タイムとなった時に、エギを振り回してみるが生体反応無し。時折激しく飛沫がかかるようになり、左手に移動。向かい風でなかなか仕掛けが飛ばないので足元狙い。さっきと違い、ここはサラシが無いのとスパッとドン深なので、際を落としやすい。なかなかサシエが取られないので、風除けも兼ねてウンコ座りで低く構えて竿を出していたところ、ススーとウキがしもった。「キター!」と身構えたところ、いきなり竿先ひったくられるように水面にグサリ!あっ、と思った次には無常にも竿先が跳ね上がってしまった。。。

見ると痛恨のチモト外れ。ハリスの先はコイル状になっていた。結びが甘かったのか。。。しかし、久々の武者震いでアドレナリン爆出。脳内劇場では、40cmクラスが下層から一気に上昇、咥えると同時に反転急降下。シマッタ!と敵が思った瞬間、フッと抵抗が無くなり、ヤツは浅くかかった剣華グレをプッと吐き出し、悠然と根にお戻り。。。というシーンが繰り返し流れる。決して、ババタレやニザダイでは無い。間違い無い。

すかさず攻めるも、集団移転されたのか一切の生体反応無し。右手に展開した管理人さんは、夕まづめに25cmメバルを釣り上げ納竿(煮付けにしたのですが、美味しくてご両親は大喜びでした。ありがとうございました)。25cmメバルは想像以上にデカく、メバラーが追い求める“尺メバル”というのは、これよりデカイわけでちょっとたじろぐくらいではないかと、思うほどである。

あまりツルムのは好きではないのだが、今回は行き帰りでの管理人さんとの意見交換など、久々に人と行くのは楽しいな、と思った釣行だった。数的には貧果で一連の動作のドン臭さは相変わらずだったが、
工夫して攻めて行けたのは次につながると思っている。

伊豆ならばどこかで竿を出せる可能性高いし、管理人さんはこっちのツアコンも手馴れたものなので、価値ある休日を過ごせた。この2箇所のポイントは、アクセスしやすいが釣るのは難しいように思う。攻めの引き出しを多く持っていれば、釣果はあるはず。そういう点で、良い道場に思えた。もちろん、釣れるところに行かないと経験値が上がらないので、年に何回も人と釣行はできないと思うが、その中でもどうにかして、
子供を縛りつけ、嫁を質屋に入れてでもいいから伊豆大島か伊豆の渡船を使ってみたいと思った。沖に出れば必ず釣れるというものではないが、素人でも数が出る確立は高い。特に渡船は気の置けない人と行かないと、辛いものがあるからね。

そんなわけで、管理人様、お疲れ様でしたー

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