釣った日 2005年12月11日
釣った人 伊藤氏、金田
釣った場所 下田地磯
釣れた魚 クチブトメジナ、クロダイ、タカノハダイ、ショウサイフグ
レポート 金田、伊藤氏

今回の伊藤さんも、今まで堤防やルアーなどを経験されてきた人、仕掛けのキャストもすでに慣れているので、好きなように釣って頂いた^^。とはいってもこのタカノハダイは、のっけに釣った角一的な1枚だったのだ。
午前10時頃より開始したその日の海は、地磯でありながらガンガンに流れる上り潮、見るからに魅力的な潮の流れなのだが、あいにく前日からの海水温低下が大きく影響しているのか、アタリはなかなか出なかった。でも、初の磯物であるタカノハダイに、彼にも素直な笑顔が・・・

午後に入り、今度は潮のあまり効かない場所へ移動。その場所での先客3名も、釣果は芳しくなかったようだがそれはそれ、私にとっては一切それまでの結果は関係ない。かえって今まで撒いて頂いた撒き餌に感謝したいくらいなのだ。ひたすら諦めずに、海の中の様子を伺う。餌取りは居るのだが、アタリとしての反応は薄い。フグというよりカワハギかも知れない。だが狙いはカワハギでもフグでもない、それはクロダイなのであって、いつクロダイが食ってくるかはわからない。
ところが次第に打った撒き餌に、子イワシの群れが付くようになる。それも7cmから10pはあろうイワシか。スレでも釣れる。少し厄介な餌取りであるのだが、なんとその群れめがけて、大型の魚が直系1mほどの群れの中で跳ねた・・・最初はなんであるかは解らなかったが、それも2度3度と、その1瞬を見逃さずにいると、それはヒラスズキ。それもかなりデカイく、1匹ではなかったのだ。スズキ狙いに切り替えるか、それともそのまま丹念に海の底を探るか・・・悩むところでもある。ただ、そのイワシの群れにもう1種類興味を示した動物がいた。それはカモメ。撒き餌にイワシが群れることが無い時は、カモメが撒き餌に群れる。人間がカモメを追い払うと、今度はイワシが・・・カモメも本来は撒き餌に反応しているのであるが、もし少しタイミングがずれれば、カモメは生きたイワシにもありつける。だが人間は怖いのだ。もうこうなると、イワシ・ヒラスズキ・カモメ・そして人間のよつ巴状態。なんか文章でその説明をするとなると、訳が解らなくなってきたので・・・省略。

しばらくして私のウキに、ゆっくりしもっていくアタリが・・・本日2回目のアタリを、軽く聞いてみると、ズンと来た。なかなかのパワーの持ち主で、しっかり竿をためながらも、すぐに足元まで寄って来た。メジナだ。上げてみるとちょうど30cm。伊藤さんにもその綺麗な磯の魚体を見てもらい、彼にプレッシャーをかける。そして続いて今度は35cmクラスのアイゴ。私の竿は1号インナー竿。すぐ横に居た彼の目には、しっかりとその綺麗な竿の曲がりが確認できたはず。ますます、彼は頭から湯気が立ち上る(ように見えた)・・・・・

その直後、彼の磯初体験の熱意が魚に伝わったのか、彼の2号ガイド竿が魚信の反応を見せている。「とにかく辛抱して!」と願いながら、カメラを向ける直前に、ふっと軽くなってしまった。足元に潜られての根ズレでのハリス切れ。なかなかの大物であることは私にも伝わってきた。だがこの磯釣り、彼にとっては初の格闘でもあったことは確かで、バラシのなかにも彼の魚との格闘実感が嬉しかった。

そしてそんなに時間を空けずに、再び彼の竿が・・・・さっきの竿のやり取りの失敗を彼は覚えている。そして何とか浮かせたのは、30cm強のクロダイ・・・・思わず彼はバンザ〜イという喜び^^ でも無理もないですよ。いきなりクロダイなんですから、それはそれはきっと忘れられない記憶となるのは間違いないと思います。

でも、それが第一回目の磯釣りの終焉ではなかった。
そんなに時間も経たない内に3たび彼の竿が・・・・

その頃の私と言えば、ルアーでスズキ君との遭遇チャンスを狙い続けていて、あと少しで「食えぇ〜」という所まで追いかけてきたのだが、食わずじまい。さっさとルアーを引き上げ、撮影に^^

しばらくの格闘の末、伊藤さん氏が浮かせたものは、立派なクチブトメジナ。私の手寸でジャスト40cm。これが初めての磯釣りなのかと、私にも思わせるくらいの快挙であった。

伊藤氏からの投稿

伊豆の海はホントに透き通っていて綺麗でした。
海岸から磯の釣り場まではスリリングな場所もあって、両手に荷物を持ちながらスイ
スイ進む金田さんはスゴイかった。
最初は尻込みしましたが、金田さんは経験豊富。安心してついて行けました。

さて磯釣りは今回が初めて、果たして釣れるか?!という不安でいっぱい。
ところがなんと、一投目から釣らせてもらいました。
その後はなかなか釣れない時間があったものの丁寧なレクチャーを受け、大満足な釣
果となりました。
この日は家に着くと同時にダウン(−.−zzZしてしまいました。
一日経った今は身体中に格闘の代償(筋肉痛)が... 
そして手袋に残る魚の匂い(←なかなか落ちない)を嗅ぐと思わず笑みがこぼれます
(^m^)
『上手になりたい!!』もうすっかり虜です。

この釣り教室は安価で気楽に参加できる素晴しい企画だと思います。
レンタルの道具も、企画に賛同されている磯師の方が使わなくなったものを提供して
くれたりするそうです。
今回使わせていただいた竿も良いものらしく長いのに軽かったです。

お陰で磯釣りの魅力を知りました。
ありがとうございました。
また今後も宜しくお願いします。

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