釣った日 2007年7月29日
釣った人 Jパパ
釣った場所 伊豆下田地磯
釣れた魚 マダイ、イサキ、メイチダイ、フエフキダイ、アカメフグ
レポート Jパパ

今年も早いもので、子供たちは既に夏休みに入っている。夏休みは息子のシュウと夜釣りに行くのが恒例であり、もう3年続けている。そもそも夜釣りはタックルのトラブルが多いし疲れるし、あまり好きなほうではなかったが、金田さんから薦められてからいつの間にかこの時期が待ち遠しくなってしまった。涼しく釣りができる事や、インナーラインによりトラブルが無くなったこともあるが、本当のところは3号のハリスを簡単に切ってしまうあの大物に何回か逃げられているためだ。
私はこの時期のため、磯竿3号のインナーラインと#5000のレバーブレーキリールを昨年から準備をし、7/28夜に息子のシュウと釣行の予定であったが、あいにく彼の部活により一旦は中止を決めた。しかし次週は仕事で行けるかどうかあやしく、一人で行くことを決断、急いで準備を行ったが、磯釣り大好きなシュウを連れて行けない後ろめたさか段々と気が失せて行った。17:30頃に家内が「あれ、行かないの?おにぎりを準備しといたよ」の言葉で、「折角作ってくれたのだから」と、おにぎりを理由に決行することにした。18時に家を出発し途中大きな渋滞に巻き込まれることもなく21時半に駐車場に到着した。
釣り場に着き準備が終わったのが22時、釣行開始である。まずフエフキ鯛の35cmが掛かった。その後エイを掛け、25cmのフエフキ鯛と30cmくらいのアカメフグを追加、しかしそれ以降何も掛からなくなってしまい、しばらく休むことにした。1時に再開、やや沖目に第1投、こませを2,3投すると、いきなり立ち浮きがスパッと沈んだ、すかさずあわせるとかなりの重量感だ、沖へ逃げようとする。この手の当たりは小さな魚であることが多いが、かなりのサイズを確信した。それにしても重い、夜釣のため良く分からないが3号の磯竿がきれいな弧を描いているに違いない。一瞬強い締め込みにあったが、今回はタックルの強度に自信があったため、ブレーキを利かせたまま竿を思いっきり引いた。竿尻は8時の方向になっていただろう。しかしブレーキ力が足りない、レバーを思いっきり引いているにもかかわらず滑っているのが分かる。それでも強引に巻く、ためて耐える、を繰り返し5分ほどで海面に浮いてきた。タモを出すがうまくすくえない。ラインを十分に巻き上げていないためだ、そこでタモを磯に一旦投げ出し、浮きのところまで1m程巻いた。ライトを付け再びタモを投入すると魚体が見えた。真鯛だ、慎重にタモですくい上げる。オレンジの魚体に黄緑の斑点、本当にきれいな魚体だ。


しばらく魚に見入っていたがここで問題発生、いつものスカリに入らないのである。だがこの時の為に特大のストリンガーを用意していたのを思い出し、それを使い海に放したが嫌な予感がする。今まで何回もストリンガーには泣かされている。逃げられたり、引っかかったりまともに魚が回収できたことは数少ない。でも夜明けまではまだ3、4時間あるので、結局このまま釣りを再開した。2時頃32cmのメイチダイを掛けた。
慎重に今度はスカリに入れた。ついでに真鯛を確認しようとストリンガーのロープを引っ張るが、何かに引っかかり引っ張れない、ロープを振ってみたり、横に引いてみたりしたが、まるでダメ。予感は的中だ、やってしまった!まだ暗く何が起こっているか分からないので明るくなってからどうするか考えることにし、釣りを再開した。その後5時まで釣って25〜35cmのイサキを3枚追加し終了した。
明るくなり真鯛を確認すると、ロープが海草に絡まっているようだ。ロープを強く引くと海草の中からかすかに魚影が確認出来た。しばらく考えて出た結論は自ら海に潜り真鯛を回収することである。この日は凪で飛び込んでも安全だ。まず周りを見渡す。沖側には5,6名の男女が釣っており、その手前私のところから10m位のところに1名がいた。海岸には既に10名くらいの団体様である。でもためらわず素早くパンツ一丁になり、ナイフを持って海に飛び込んだ。ストリンガーの紐を伝って潜り、ロープをナイフで切り無事に真鯛を回収することが出来た。この日は夜とはいえ無風で立っているだけで汗が出るほどであったため、海の中は非常に気持ちが良い。癖になりそうである。6時半に車に戻り10時半に帰宅、検量すると、62cm、3kg、自己記録達成である。

金田さんから夜沖へ走るやつは真鯛であることを聞き、いつかは必ず釣り上げようと竿からストリンガーまで新調し、準備万端で臨んだ今年初めての夜釣りで、自分の考えどおりに事が運び、とてもついている。つきのあるうちに早くまた行かなくては・・・・・

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