釣った日 2007年11月24・25日
釣った人 Kさん、休憩中さん、金田
釣った場所 伊豆下田地磯
釣れた魚 クチブトメジナ、オナガメジナ、イナダ、シマアジ、アジ、ニザダイ、アイゴ、カワハギ、タカノハダイ、エイ、サメ、ショウサイフグ、アカメフグ、クサフグ、ボラ、
レポート 金田

はるばる長野からお越しのKさんと共に3人で出かけてみた。
海釣り公園での経験はあっても、磯は初めてのKさんだが、やはり釣りに対する基本的なことには慣れておられて飲み込みも早い。それだけ海釣りやメジナ釣りに対する熱意が、様々な状況の理解度を早めたのかもしれない。
同じ磯でも、サラシのない位置と、サラシを利用した位置と、そんな2箇所を2日間たっぷりと味わっていただけたかもしれない。

ウキふかせ釣りというこの釣りの特徴は、潮の流れに乗せて、仕掛けを広範囲に移動する事ができるということだ。ただその際の棚の取り方や仕掛けの先行、そして仕掛けの張りがなかなか難しい。でも自分なりのイメージの中で、いろんな試行錯誤を経て、見えない海の中を狙って釣った魚は、なんとも言えない満足感がある。

さて初日、Kさん狙いの40オーバーのメジナを釣る事が出来たかどうか・・・
昼前から釣り始め、メジナの居そうな磯際を探るように、張りを作って明確なアタリを出して上がってきたのは口物メジナの足裏サイズ。でもサイズは小さくてもその狙いや釣り方をマスターしていただく。それが大物釣りには欠かせない基本で、チャンスを増やす大切な事である。

ポツポツとクチブトとオナガメジナを釣りながらも3時を回るとハリスをやや太めにセッティング。大物の気配たっぷりの海に期待するが、しばらくして回遊魚のカツオが大量に回ってきた。秋の海ならでわの光景だがKさんの仕掛けにもかなりの回遊魚がヒット。しばらくそのやり取りを堪能していただくが、その竿さばきも落ち着いていてとても良い感じがする。かなりのパワーなのだが、何事も経験がなければ進歩もない。上がってきたのはカツオではなくイナダであった。

午後から合流した松川氏や私にもシマアジやイナダがヒット。それは秋ならでわの美味しい魚のオンパレードでそれぞれが堪能した感じでもある。
ただ、40オーバーのメジナは??
かなり暗くなってきたその時、私の竿にそこそこの魚がヒット。だが今回は回遊魚のように左右には走らず、下へ下へと突っ込む魚・・・そして、何とか浮かして魚対を確認すると、ゆうに40オーバーはあるメジナだった・・・が、浮いた瞬間テンションが緩んだのか針が外れてしまった。海面上でしばしぼう然とする良型のメジナは、しばらくその魚体を横にしながらも、数秒後にゆっくり海中へ・・・・
ただKさんもすぐ横でそんな光景をしっかりと視認していただき、半夜釣りへ突入。
そしてまたまた、とてつもないヤツが一気に沖へ走って、あえなくハリス切れ。
そんな初日を終えて、8時頃民宿花壇へ入り、イナダやアジを捌いて刺身でいただく。

そして2日目、またまた同じ磯へ入るが、昨日より風も穏やかで気温も上がり気持ちが良い。そしてこの日はサラシの流れを利用した撒き餌や仕掛けの流し方を実践して頂き、30〜40m沖でニザダイの良型をゲット。しっかり棚を取りながらも、クロダイを意識した沈み根際を丹念に探る方法も、そして道糸のラインコントロールもしっかり経験して頂く。そしてその後40cmオーバーのアイゴを掛けて、自分の手でタモ網も使って、良型魚の釣りの醍醐味を味わいながらも、一人で取り込みまで、初の実践。さすが自分でタモ入れしようとする意気込みが素晴らしい。

結局、メジナの40cmオーバーは釣り上げられなかったが、サンノジやアイゴの良型で2日目は堪能できたかもしれない。まだ水温は20度はあるこの時期ならでわの魚種の多さであり、サイズもそこそこで、釣り味も楽しめた2日間ではなかっただろうか。
見て、真似て、そして自分で掛けて、自分で良型魚を取り込む、そんなスリリングなスポーツが磯釣りの醍醐味でもあり、美味しい海の魚が味わえるのも、磯釣りならでわのものですね。

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