晴れた秋の穏やかな天気。。。と言いたいのだが、晴れていても低気圧通過後
西風が12mも吹く予想の中、やむなく東向きの磯へ。
今回は小学5年生の息子さんとお父さんのお二人。
4年生と5年生は違うし、5年生と6年生も違う。何が違うかというと、集中度。
さて、今日のK君の集中度は。。。と期待が膨らむ。
晴れた絶好の日和なのだが、東向きとは言え左方向から風の影響が強い。
幸いにウネリはなく、できるだけ低い磯へ立って頂き、いざ。。。
画像では見難いが、K君の手にはしっかりササノハベラが。
とにかく何でも良い、浮きが沈んで手応えがあって、そして釣れればいいのだ。
だが彼はそれ以上に、魚を自分の手で掴んでいる。
それは「生きている魚を見たい!自分の手で触ってみたい」そしてK君はじっくりと手の感触と共に、ベラを観察しているのだ。
さすが男の子!と思いましたね^^
ものおじしないで、さっさと手に持ってベラを見ているあたり、なかなか自然の生き物に対して、興味津々。。。という証拠。
見てください、右の画像のK君の構え。
ベラを釣って、まだまだこれからもっとデカイのを釣りたい、
そんな感じの構え方で、バランスの良い立ち方と思いませんか?
10歳11歳で、釣り始めて1時間でも釣りに集中できれば立派な磯釣り師かもしれない。
ましてや今までこんな長い竿持ったこともないのにね。
何回となくベラを釣るが、しばらくしてメジナが来た。
10cmや15cmでもメジナの引きはベラのそれとは全く違う。
K君にそんな色気があったかどうかはわからないが、20cm、25cmとサイズアップしてくる。
そして「今のすげぇ引いた。。。だってリールのココが、ギーギーとうなっていたもん^^」
ふふふ、それは何より^^ でもそれはドラグではなく、糸鳴りだったかも。
それだけ糸を張って、テンションがかかって、風の中、今日の最大魚とのやり取りを実感していたものね。
そして記念の嬉しい一枚。
メジナの持ち方もなかなかのもの^^
彼にとって、4.5m1号の竿をしならせて獲った今日のベストグレだ。
子供たちにとって、そんな自然界の生き物との遭遇と触れ合いと、そして食ってみたいと思う気持ちが、全ての釣りのやり取りをスムーズにさせる。
言い換えれば飲み込みが絶対早いのだ。
このあとしばらく休憩。。。でもK君はジッとしていない。磯のあちこちを歩いてみて回る。
その時、磯際に浮いて来た何かを目ざとく発見、「なんかいる!」と指を差す先にはウツボが。。。ウロウロ
さすがの観察力ですね。それだけ海の中の様子に、あるいはカニや小魚の生態に目が行っている証拠。
もちろんK君のお父さんにも同じサイズのメジナを釣って頂きましたが、きっと今度は一人で。。。
そう思ってらっしゃるのでは、と思うほど夢中でした。
ぜひまた、お父さんもK君も、海の中の生き物との遭遇を実感してみてくださいね。
この日のお二人は、車ではなく電車でいらしたので、4枚のメジナをお持ち帰りいただきました。
それもこの磯の平らなところで、ウロコも内臓も取って頂き、それをビニールに入れて。。。
だが、そんな足元を波で洗う場所で、5枚のメジナを裁いたものだから、またK君が。。。「またウツボだ!」と
ウツボ君、水中のみならず地上でも、とても貪欲でした。(この日のブログはこちらへ)
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