釣った日 2011年12月27日
釣った人 Sさん、金田
釣った場所 南伊豆地磯
釣れた魚 メジナ、カサゴ、ボラ、タカノハダイ、ショウサイフグ
レポート 金田

今年最後の釣行。。。だろう
急遽Sさんと、のんびりと8時に横浜出発。身体は楽だ。

道路は普段の日と比べれば、さすが29日。すでに世の中は仕事納めも終わって休日モードか。
31日・1日の温泉はいずれも高いが、28日・29日などは案外と安く温泉へ泊まれる。
フレックス的なスケジュールはすっかり定着したようで、皆さん安く泊まれる日を選ばれて、宿も混んでいる。
伊豆の道路もそこそこ他府県ナンバーで渋滞気味だった。

さて実釣は正味5時間くらいしかない。
背中方向から吹く西風こそあれ、気温12度程度なら快適。快晴の日差しがとても心地よい。

しばらく海の中の様子を見るも、撒き餌に上まであがってくる魚は見えない。
たっぷりと撒き餌をした後、足元からSさんに仕掛けを入れてもらう。
棚は3ヒロ。完全フカセで仕掛けをゆるい流れの中に入れていく。。。それが今回の練習だ。

流れは払い出しの流れと、そうでない海の流れがあるが、いずれも把握しておかねばならないし、その流れは絶えず変わる。それらをいかに利用するかがこの釣りの大きなポイント。
潮上から潮下へ、たとえどんな緩い流れでも仕掛け(鈎やハリス)を、ウキより潮下へ持っていき、そしてしっかりと棚を取る(仕掛けを入れる)かですね。

海の中は見えないが、出来れば想像力をめいっぱい働かせる、それが肝心ですね。

アタリはなんどか出ていた。。。しかしあわせがまだまだぎこちない。
ぎこちないというより、タイミングとあわせの強さがまだ習得されていないのが実情。

魚種によってあわせも変わるが、いずれにしてもすぐにあわせられる(フッキング)状態を絶えず保つことが必要。それは道糸の操作(ラインコントロール)も大きな課題だ。
そしてけっして大きなあわせは必要ではない。相手の魚の口周りの硬さを考えれば、強くあわせて相手を驚かすより、手首を返す程度で充分なはず。特にメジナは。(クロダイは遅いあわせが肝要)

まっ、これはあくまで言葉にして書くとこうなるというもの。いずれにしても自分の目で身体で何度も失敗を繰り返して会得するものだ。

あわせの実例も見ていただき、海の中はそれほど活性が低いとは言えない感じが想像できる。
なかなか今日は、期待できるかも。。。と思っていたらカサゴが食ってきた。。。ふむ。

そして彼にも大きなボラが。。。もちろんここは、自分一人での取り込み。初めて自分でタモ入れを体験していただいたが、きっと彼の右手は大変お疲れだったかもしれない。でも最終段階での腰竿も、やってみないとわからないものだ。
身体で覚えていただくのが何よりですね。

そんなこんなであたりが出ないままに鈎の餌が綺麗になくなってくる時間が続く。きっとフグの仕業であることは想像できるが、そんなフグ対策として、仕掛けの張りや餌の大きさ鈎の大きさも重要な要素だ。


そして私もフグの猛攻にさらされる。だがそれはそれ、そこで諦めては。。。きっと海の中は変化する。。。と想像しながら潮の緩やかな流れを掴みながら、やや沖を狙って攻めてみた。

左から右へ流れる潮に0号のウキに下のウキ止めのすぐ下にG4のジンタンを打ち、ハリスには何も打たない。もちろん撒き餌が沈んでいくイメージを想像して、そこにしっかり仕掛けを馴染ませていく感覚。
そして数投目、仕掛けがなじんだ頃に、今日一の勢いで、浮きが右下の方向へ消し込まれた。棚は約3ヒロ(約4.5m)。。。もちろんあわせはやや張り気味のラインと竿を、左へ軽くあわせるだけ。幸いにも道糸は風と足元から出る払い出しで左斜め前方向へ膨らんで脹れていた。
あわせた第一感触で魚の大きさを想像できる。もちろんそれからのやり取りでさらに大きさが実感できる。

慌てる、焦る、ドキドキする、パニックになる、興奮する。。。それが釣りの醍醐味ですね。
逆光だから見れた綺麗な口太メジナの尾びれ。Sさんに撮っていただきました。
今年も一年、大自然に感謝。そして皆さんに感謝です。
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