釣った日 2012年5月13日
釣った人 Sさん、金田
釣った場所 南伊豆地磯
釣れた魚 メジナ、カワハギ、アイゴ、サンノジ、ウミタナゴ、ショウサイフグ、ボラ
レポート 金田

風は穏やかなのだが、東からのウネリが残っていた。
左の画像の右側から左上に流れる潮が徐々に強くなる。
下りの流れだ。
画面左の低い離れ磯から、ウネリによる大サラシが、左から右方向へ出る。下りの流れとぶつかる。
そのサラシの泡があっという間に一本の筋となって上の方向へ1本の線を作って流れていく。

素敵なシチュエーション。
そこで潮目を狙ってシブシブの浮力調整のLサイズのウキで遠投する。遠投と言っても25m程度だろうか。潮上に順序良く潮の流れの順に撒き餌を3点打ち。
それはどこでメジナが食ってくるか探りを入れるための時間配分もあり、また撒き餌と同調させる確立を上げるためでもある。

まずは数投・・・ウキはしっかり潮のヨレで水中にゆっくり入ってくれる。というか見えなくなる。
左からのサラシがきついとウキはすぐに右からの潮の流れとは90度違う右へ持って行かれるのが普通。
だが、ウキごとしもってくれるおかげで、サラシの影響を受けずにウキは右からの潮に乗ってくれた。
それがなぜわかるかといえば、竿先から出る道糸がサラシの流れのように右へ行かず、徐々に左へ水中の中で動いていくことでわかる。サラシというのは海面の上の部分だけが流れていくというのがよくわかる。
右からの潮は水道に沿っての流れというより、左の離れ磯に向かって当てている感じなのだ。
もちろんラインは張り気味に、しかしウキを浮かさない程度に張ったり流したりを小刻みに繰り返す。
絶えず鈎をウキより先行させていくイメージを持って。

数投目で竿先にアタリが来た。30p弱の口太メジナだ。続けてまたやや小さいメジナ。そして3度目のアタリはデカかった。。。が、鈎外れでバラし。
期待が大きかったがゆえに、早合わせしすぎたか。。。多少なりとも送り込む気持ちがあっても良かったのかもしれない。

良型のメジナをバラシタとなると、なぜかそのあとはパッタリ魚信が無くなるのはここのセオリー。
バレたメジナが仲間のメジナに「やばいぞ、少しおとにしくしていろ」とでもメジナ言葉で進言しているかのようだ。
その内下り潮のスピードも緩んで、しばし休憩となった。

もちろんSさんにも、速い潮のヨレの中での釣りを体感していただいた。そんな経験がどこかできっと役に立ちますように。

その後は二人して良型のアイゴや木っ端やそしてパワフルな異常発生のサンノジを。
その中でも40オーバーのサンノジ君は、1.2号のインナー竿の根元まで曲げてくれた。
そしてまたまた大きなパワーある魚のバラシも。。。ひょっとしたら50pのサンノジか?

そんなこんなでヒットを楽しむにはこの上なく楽しい磯釣りだった。夕間詰と夜も少し実釣してみたが、今回はイサキは不発。

しかし、磯釣り教室としてはまた新たなバリエーションで狙うことを味わえたのではないだろうか。

久々の安定した五月晴れの中で、いろんな釣り方をして遊べた一日だった。
本日の磯ブヨ被害は1箇所。まだブヨは少ないですが、これから梅雨、夏が過ぎ秋になるまで、ブヨ対策はしっかりしていかれた方がいいね。(晴れた昼は案外といません)
また行きましょう。

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