伊豆の釣行をとても楽しみにされていたリピーターのご夫婦。
この日は年明けから初めて穏やかで気温も高く、絶好の釣り日和だった。
早速磯へ入っていただいて、今までの磯釣りのおさらいも、新たな海の潮の流れや海峡による釣り座の選択も、じっくりと体験していただいた。
ウキの微妙な変化は、この低水温期ではとても大切なサイン。そんな繊細でありかつ大胆な釣りがこの磯釣りなのだ。
しかし、ウキの変化は棚取り以外にほとんど見られなかった。魚信としてのアタリは皆無といっていいかもしれない。

しかしこの穏やかな輝く海と、透明感のある海中をイメージするだけでも楽しいものだ。
目を凝らして、手元に集中して、潮の流れと風を見極めながらラインをコントロールしていく。
絶えず変化のある自然の中で、何一つとして同じシチュエーションはない。

キキは磯初体験だった。
お二人ともキキをとても可愛がってくれてありがたい限り。
初めての磯だが、やはり人間より恐怖心はないみたいだった。

満潮前に磯を離れ、また堤防へ移動。
小さいながらもメジナを。
夕間詰めを期待したが不発に。

あとはお勧めする温泉へご案内して、温かい伊豆とお湯を堪能していただけたのでは。

次回は再び大物と出会えることかと思います。
ぜひまた時間を作って挑戦してください。