曇りベースの北東風7〜8mの予報。
予報は間違ってはいなかったが、諸条件を考えてあえて難しい向かい風の中での磯釣り教室。

すでに2年近く堤防での釣りをご夫婦で楽しまれてきたSさんお二人。
タックルもほとんど揃えられて経験もあるお二人なので、向かい風という自然のハンディを、磯で体験していただくのにそれほど無理はなかったかもしれない。
とにかく私が思った以上に勉強熱心で磯釣りに対する好奇心も意欲も旺盛だ。そして知識もしっかりとされている。
どちらかといえば奥様のほうが積極的に見えるのだが、ご主人とて投げ込みの際の着水時のサミングは、1発で習得されていた。なかなかの感性も感覚もお二人にはあった。

そんなお二人だからこそぜひともそこそこの型物の魚を掛けていただきたかった。
だが食ってくるのはやはりフグが多く、当て潮が乗っている磯に当たって右方向へ流れる。
基本は潮上に立って仕掛けを流したいところだが、ラインコントロールも風などでなかなかままならない。
まだ水温も15度台だろうか、じっくりポイントを絞って探りたいところだが反応はなかった。

でもそんな中、浮力調整がバッチリのウキは払い出しの流の先で綺麗にしもってくれる。
撒き餌に合わせてゆっくり入れて、止めては沈めて・・・そして画像の一枚のメジナをゲット。
風の中でも手元でアタリを繊細に感じて、フグを避けながら探った結果だった。

磯を上がって夕間詰めに得意な堤防を試していただいたがそれらしきアタリは皆無。
しかし初めての磯を体験していただきメジナの引きを経験していただけたのは嬉しいかぎりだ。
次回もぜひ磯へ。。。

先客で堤防に入られていた富士宮のご夫婦は、やや小ぶりのクロダイをゲットされていた。