釣った日 2016年3月13日
釣った人 Yさん一家、金田
釣った場所 南伊豆地磯
釣れた魚 メジナ、クロダイ、アカメフグ、ショウサイフグ、クサフグ
レポート 金田

3月の半ば、まだ本格的な春は彼岸まで持ち越しか。
そんなやや寒い気候の中での釣行となった。
しかしその分磯もあまり混まなく、かつ日曜のだったので空いていた。

名古屋からお越しのYさんご一家3名さんは、特に中3のH君が磯釣りにはまっているらしい。
とても興味がわく15歳の頃、何でも吸収する速度が速い年代だ。
とはいえお父さんもお母さんも決して息子さんに付き合っている感じではない。
そうなれば私の気合の入り方も倍増する。

下田のホテルへお迎えして、その近くの磯を下見するも潮位が高く入れそうにない。
そこで無難に入れるいつもの磯へ。
お客様もワンちゃんを1頭お連れだった。
当方と同じパピヨンの7歳。なんとも偶然だがそれならばいっしょに磯へ、
犬も一緒に楽しい4人と2頭で釣り。

ややナライが強い中、撒き餌を施してみると魚らしき姿は見えない。
竿を出すとクサフグが食ってきた。その後しばらくフグのみ。
厄介だがそれはそれ、いつものことなのでかなり大きい針で対応して様子を伺う。
フグを釣ってその習性を知る、それも大切なことなのだ。餌取りをいかにかわすか。

昼を回った頃だろうか、今まで瞬殺の刺し餌が残ってきた。
それは昼食を取った後、しばらく場を休ませたことが良かったのかもしれない。
魚達の動向や気持ちはわからないが、その変化は私も何度も味わっている。
ただ魚達が互いに影響し合っていることは確かなようだ。
しばらく差し餌が戻ることが続いたあと、お父さんのウキが消えた。

合わせた後の竿の曲がりを見ると、どうやらフグではなくそこそこの型物に感じる。
食ったタイミングも、餌取りも居ない状況の中で、それは本命と思わざるを得ない。
でも、メジナかクロダイか、はたまたサンノジかアイゴか。
魚の引き方で竿先が大きく揺れる。それだけでもメジナかクロダイかは推測できる。
竿を叩く、あるいは首を振ることによる竿の動きではなく、
突っ込むような連続した竿の振れ。。。メジナらしい。

強引にあおらないでゆっくりしかも突っ込まれないように、、
そこそこの大きさの黒い魚体が浮いてきた。やはりメジナだった。
この画像ではわからないが白子を持ったオスの40p弱。
本命のでっぷり太ったクチブトメジナを釣り上げられた。
お父さんにとってはおそらく初めてのメジナの型物かと。
私にとってもとても嬉しい最初の一枚だ。
後ろのお母さんもカメラを手にして嬉しそうにしてくれている。

これだけでもすごいと言えばすごいのだが、その後も型物が続く。

今度はクロダイだ。
これも40pに近いいいサイズ。
いつ見てもここのクロダイの銀鱗は眩しく輝いてくれている。

初めての伊豆の磯でメジナとクロダイなんて、とてもラッキーなのだが、その後もサイズアップしたメジナ1枚とやや小ぶりなクロダイも掛けて釣り上げられた。

中でもH君に来たかなりの大物は、傍で見ている限りきっと45pオーバーのメジナだったかと。
H君のリールを私のLBDに変えてのやり取りだった。
ただレバーブレーキはまだ使えなかったが、彼の持っているリールのドラグが出ていく。
しばらくやり取りしたのだが、あえなくハリス切れ。さて1.7号のハリスに何があったのか、、、ですね。
きっとこんな状況なら最低2号ハリスで臨みたいところ。

お父さんのクロダイもハリスは2号で食ってくれた。
そしてお母さんも右の画像のようにやり取りをしてクロダイをゲット。

犬2頭もほぼ7時間磯で付き合ってくれて、のんびりゆったり磯で遊びました。

ちょっと寒かったけれど犬も人も自然の中で充実した1日を過ごせたように思います。

とても似ているワンちゃん2頭でしたが、スマイル君は後頭部だけでごめんなさい。でもしっかり画像に入ってくれています。
ただ今回お母さんは犬と遊んでくれる時間が長く、釣りにはあまり参加されていなかったのですが、実はお母さんが一番磯釣りには向いていたかもしれません。なぜなら的確なアドバイスを端的に指示されていましたから。
次回は犬抜きで。。。。ぜひ。

 

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