二人で小潮を見計らって低い磯へ入ってみた。
風も比較的邪魔にならず天候も良かったのだが、相変わらずウネリがあった。
昼前に磯へ入ってからは、夕刻まで潮は下げる一方なのでじっくり探ってみた。
ウネリがあるということはサラシも大きくなる。
まだ低水温期の中、サラシは水温を下げる区域でもあるが、ここはそこそこ水深がある場所で、撒き餌がサラシや流れの中でどこに流れて留まっているか、そんなポイントを作りながら探りながらが今日の釣りだ。
そうなると遊動仕掛けで深く棚を取るのが常道だが、ラインの張りがままならないのも遊動仕掛けでもある。
そんな時は軽い固定仕掛けでゆっくりウキが沈んでいく釣法を取ってみ.た。サラシは海水の上層のみが動くので、いかにその下の層に仕掛けを入れるかだ。
足元にせっせと撒き餌を打ち、狙いは竿2本先の深場を探ってみる。払い出しの流れから奔流に変わるポイントだ。棚は竿1本強で根掛かり覚悟で探ってみた。
そんな中で出たメジナは30強が2枚。40弱が2枚。
その他小型のメジナも含めて、尾長メジナも混じっていた。
オナガの30p強と遊ぶのも楽しい。
やはり磯釣りには棚取りが大切。小型が食ってきた棚よりも、さらに深く刺し餌を先行させて棚を探ることが重要。
ここはかなり根がきつい所ではあったが、この時期の抱卵したメジナは比較的浮きやすい。だが油断は大敵で海面近くに来たら何度も下へ突っ込む。
半日の中で、自分で戦略を立てて狙った良型メジナが、4枚釣れればとても楽しいものだ。
もちろんそれを食してもみたが、とても美味しく造りでいただきました。
画像は内藤さんに撮っていただきました。
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