釣った日 2000年12月24日 
お名前 萩田氏、金田親子
釣った場所 伊豆河津地磯
釣れたさかな メジナ・ボラ・カサゴ・キタマクラ他
レポート 金田和隆 
子供が冬休みとなったX'masイブの日であったが、息子太樹も小学4年ともなれば儀式よりも活動派として、久々に親子釣行となった。現地でガイドの萩田氏との同行であったが、一足早く到着していた我々は磯探しに悩んだ。この日は今年最大の大西風で、いつもの下田南向き磯がほとんど釣りづらい状況が予想されたため、東向きで風を避けられる場所探しに数個所回る。すでに伊東あたりから強風があり南へ進む程強風が南から巻き込む伊豆特有の状況である。
とりあえず道具を持たずに爪木崎近辺を歩く。まだ野水仙には早いので人は少なめ。磯も誰もいない状況だが時折り強風のため断念。下りはいいが手ぶらにもかかわらず登りがきつい。しかし息子は平気のへっちゃら。次は河津方面へと戻り、いくつかの磯を物色するがすでに人が入っていて釣りづらそう。それではと菖蒲沢とホーロクの間の長磯へ降りてみた。風は避けられるが磯までの急斜面が少し続く。ならばと菖蒲沢側からの入磯を決断した。しかしここの駐車場が有料で\1,000と高い。河津町観光協会殿、観光地伊豆ならでわの利便性や利用度の高さを鑑み再検討していただきたい。せめて500円ぐらいでも。
さて釣りはというとこの時期にしては餌取りが異常に多い。カサゴ類が一発目の撒き餌に競い合って水面まで食いあがってくる。魚影が濃いといえばそうなのだが、我々の狙いはメジナで対処の仕方を考える。数回仕掛けを入れてみるがサラシと風の影響で道糸をうまくコントロールできない。そうこうしているうちに息子の道糸が手前の根にからみウキを流出してしまった。回収不能となってしまったウキだが先客のカゴ釣りのお兄さんが拾えそうとウキを竿で留めてくださり無事回収。同じ釣り師として親切でありがたいひとコマであるが、息子も声こそ出さないまでも気持ちは伝わったであろうことを信じる。
カゴ釣りの彼も我々より1時間ほど早く釣っていたが芳しくない。こちらもこの場所を諦め、南向きへと移動。そこは大きなワンドの入り口なので仕掛けを留めやすい。風もなんとか耐えられそうなのだが、潮が動かない。
しばらくして息子に初めてのアタリがあった。棚は竿一本であったがよくアタリを捉えたものだ。竿先の動きが獲物である確信を見せている。しかし、上がってきたのは10cmのキタマクラ。磯へ抜き上げた瞬間バレて海へ戻ってしまった。物が瞬間しかわからぬ息子は悔しそう。でも、彼の口からは「久々の感触やで・・・」よかったよかった。その後何回もアタリを捉えるが針外れが多い。そのうち地球か獲物かわからぬようになってしまった。なかなか難しい状況下で萩田氏が大物の気配。さすが好調の彼だが、水面までは上がらない。
午後4時過ぎに終了。ほとんどたいした釣果は無かったが、1日息子も釣りに集中できたことが収穫か。
下の写真は全て息子自身が撮ったものです。
帰路の途中というか磯から10分の「稲取東海ホテル」で新築の大浴場(浴槽5箇所、打たせ湯、サウナ)でゆっくり入浴してとてもさっぱり、かなり気持ちのよい素晴らしいお風呂でした。また伊東のラーメン店「福々亭」
美味しいラーメンを主人の毒舌とともにいただき、冬休みの有意義なひとときとなりました。

 

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