釣った日 2001年5月27日  
釣り人 萩田ガイド、金田
釣った場所 下田地磯
釣れたさかな マダイ、メジナ、サンノジ、アイゴ、エイ他
レポート 金田 
水温もかなり上昇して、そろそろ夜明け前後の朝マズメを狙うこととなりました。
今まではオッサン釣行で、自宅を5時〜6時出発で自宅睡眠も充分でしたが、今回は午前0時出発。当然いつ寝るかと言うと、ちゃんとお休みタイムが設けられているんですよ。(笑)

さて、期待される朝マズメですが、案外とおとなしい出だしとなった。餌取りの活性もまだ暗いからか
それほど影響は無い。フグの餌取りも少なく、ひょっとしてデカイのが近くにいるのではとの感触もうかがえた。

4時前から竿を出し、その小一時間ほどたったころであろうか。少し離れて釣っていた萩田ガイドの竿が大きくしなっているのを発見。彼のタックルはマズメ用に通常よりはるかに大物狙いにしてあったはず。それが大きく曲がっている。それより顔が「たいへんだぁ〜」的表情となり、当然物乞い状態(笑)。しかし、やや腰の不安な私は、走ってはいけない。当然走っても竿を二人で持つことはありえないし、浮かせるまではかなりの時間が必要であろうとの判断でのらりくらり。
タモを拾い上げ、カメラのフォーマットも完了させながら(笑)他人事のように、近づくまで数枚をカメラに収める。その時点で今までの大物の比でないような雰囲気がありあり。バラサぬ事を願いながら、あと数枚をカメラに。
中途半端な明るさなのでカメラの露出が難しい。フラッシュも使ったが、手ぶれ覚悟で撮ってみたのが左右の写真。竿が瞬時に海中へ突き刺さるかのような雰囲気であった。もし、1.2号竿であっであったら・・・と思うと、今回の大仕掛けが大成功となる。何とか足元まで寄せるのに5分位だっただろうか。一瞬浮いた魚体は白っぽい。二人して「イス?」しかし、萩田氏
はその直後に真鯛であることを確認した。
この直前の四国レポートでオオボケさんが言っていたように、真鯛は海中では白っぽく見えることが実証できた。(笑)
さて、そうなると否が応でもバラす事はできない。数回強引に浮かせにかかるも即座に反転して海中へ。それも二人して、サメ以外では見たことも無いようなデカサであった。彼の腕はもう限界・・・・。彼は利き腕でのやり取りだが、皆さんも竿は利き腕で持ちましょう(笑)。
普段の萩田ガイドは自分でタモ入れをする方だが、この状態(笑)では暗黙のうちに私がタモ入れ役となった。2回目のアタックで何とか真鯛の頭がタモに入った。ホッとする一瞬である。そしてタモをたぐって徐々に上げるもこれもままならない。(タモ自体が安物だと、かつてタモの頭からすっぽ抜けることがあったためである)今回はまだ中レベルのタモであったため、しかし用心深く真下から上へ上へ。(笑)
上がった真鯛は観念したかのように横たわる。今まで魚拓では見たことがあるが、実物は圧巻であった。体高も高く、鰭も決して崩れていない。立派な外洋に面した海の中で悠々と泳いでいたであろう真鯛であった。
この際、タモで魚体を持ち上げるのも危険なので(笑)ギャフという手持ち針を使用した。毒のある
魚や大型魚を持ち上げる場合は必要なタタックルのひとつですね。
私は上がった魚が大きければ大きいほど、その魚の一生を思い悩んでしまう。魚にだっていろんな魚生?があったであろうことを思い、一度はリリースを考えてしまう。でもここは私が釣ったのではないので彼に任せる。そして、その後はこの真鯛の処理方法である。クーラーにも到底入らない魚体をそのまま夜までいかに保持するかが我々には問題であった。少し悩んだ末に、地元の馴染みの民宿へ持ち込むことにした。
そこで解体を依頼し、皆さんでこの獲物を食していただこうと考えたのでした。おそらく鮭の切り身状態でも数十人分は取れるであろうことを想像して、民宿のばあちゃんに相談。おばあちゃんも真鯛のデカさにビックリ、また快く引き受けてくれて我々は一安心(笑)我々もお裾分けを頂き昨日食してみたが、老魚であっても1日置いた刺身は美味であった。本来なら、頭から骨まで利用できる味を持っている真鯛だが、それらは民宿や、さばいていただいた調理人にお任せして引き取っていただいた。皆さんありがとうございました。
結局民宿の12kgハカリで右写真のように8.25kgありました。
さて、後に温泉休憩に利用したのが下記の下賀茂温泉「銀の湯会館」入浴と4時間休憩で\1,500は気軽に温泉&仮眠ができる広くて奇麗な伊豆ベストポイントです。(基本料金\900)
写真は2回大広間(有料貸し切り間も有り)と1階の休憩スペース。食料持込可だが、売店では冷えたビールや地卵も販売しています。

 

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