釣った日 2001年11月25日  
 釣った人 磯釣り講習Kサン、Mサン、萩田、金田
釣った場所 伊豆下田地磯
釣れたさかな サンノジ、アイゴ、アカメフグ、メジナ他
レポート 金田
晩秋の海は変化も大きい。先日(11/23)では、急な海水温低下が
影響したのか、釣果としては今ひとつであったが、さてそんな海水温も3日間同じレベルで保たれれば、また魚たちの安定した捕食が期待できるのも事実である。
今日は磯釣り入門コースのお客様2名様と先日に続いて、暖かな陽気の中で真剣に?1日を過ごしてみた。(笑)
このお二人、実は瀬戸内海地方出身の海育ちのお二人。今まで投げ釣りやサビキ釣りを楽しまれていたとのこと。またお二人の
関西気質?は車中でもなかなかのボケと突っ込みモードで、互い
の釣りに対する期待感がありありと受け取れる。私自身大阪出身なもので、かなり突っ込んだ話も気兼ねなく出来て移動のドライブ中もいろんな話で花が咲く(笑)。連休最終日の磯へ。予想通り案外と道路も磯も空いていた。
さて、かなり厳しい講習を2時間以上も実施? さすが海育ちで、魚に興味あるお二人は、徐々に磯竿やラインの張り具合もマスターされ、次々に木っ端ではあるが20cmクラスの口太メジナを上げていく。そんな中に25cmもあるショウサイフグに大きく竿を曲げたり、互いの釣果をけん制しあいながら闘志を燃やす。
固定仕掛けや遊動仕掛けもご自分で調整したり、釣り位置も自分なりに考えて変えていく。こうした試行錯誤は磯釣りには必要で、ただのんびりとウキを眺めているわけにはいかない。
午前中上り潮が元気にさしていたのだが、ちょうど満潮14時頃に潮が弛み、今度は下り潮へと変わっていった。
しばらくは潮の流れが変わった事で躊躇されていたが、当然そこは心得たもの。今度は逆方向の潮下へ向ってウキを流す。
手元にくるアタリなども体験されて、こちらとしてはほぼ満足??
そうこうしているとガイド仲間の萩田氏が合流。講習者と挨拶したあと彼も自分の釣りに没頭。
その後彼は大きく竿を曲げて私のところまで移動してきた。(右写真)ということはかなりデカイかな?その場所の先にはきつい根があるのは彼も知っている。しかし、魚を無理にそこから引き離しにかかるのは、禁物である事もわかっている。それはタックルのトータ
ルバランスをよく知っているからだ。根までギリギリというころでこらえる。 また竿の向きも重要。初心者は魚の動く方向と反対方向へ竿を倒しがちなのだが、そうすると魚はさらに離れようとする。魚が大きければ大きいほど魚心とのかけ引きを充分意識する必要がある。できるかぎり魚が向う方向と同じ方向へ竿を倒したり向けたりする勇気が必要なのだ。そして白身魚特有の瞬発力を極力押さえ、相手を弱らせる。赤身魚の特徴は持久力があること。磯に付いている魚はほとんどが白身である。あなたにもそんな勇気があれば、大型魚も細仕掛けで取れなくはない。でもやはり経験ですね。
しかし、海中からあがってきたのはニザダイ(サンノジ)であった(爆)

 

戻る 私の釣果一覧 進む