本日のテーマ 自然との対話?
釣った日 2002年10月13日  
 釣った人 平間さん、石橋さん、萩原さん、なべちゃん、金田
釣った場所 南伊豆子浦地磯
釣れたさかな メジナ、アイゴ、イスズミ、ササノハベラ、キタマクラ他
レポート 金田
オフ会釣行の後1泊して、この日は「磯釣り入門教室」も交えた釣りとなった。前回6月にご参加された平間さん(女性)からお申し込みいただき、2度目の挑戦でもある。また前日オフ会で知り合った萩原さんもこの際ご一緒してということになり、宿泊地の南伊豆子浦から、待ち合わせの下田へと向かう。

今日も素晴らしい天気で、少々台風のウネリが気になったが、なんとか出来るかなという憶測だったが集合場所の海は大変なことになっていた。風もそこそこあるのだが、台風からのウネリが異様なくらい大きい。天気が良い分、海の荒れ方がまたアンバランスに見えた。急遽、これでは東側はまず全滅だろうと思い、再度石廊崎より西側へと走る。

東側がこの様子では、西側への釣り客の移動は確実とみなければならないため、西側でもかなりの穴場地磯へ入ってみた。そこはまた子浦である
。(笑)
高台から海を見る限りは穏やかそのものだが、ウネリは入っていることを予想しながら、藪を掻き分け磯まで下りる。5人山登りならぬ沢下りを無事終え、磯に着いて一服。平生よりウネリの影響で時折足元まで波がかぶるが、高い位置で磯釣り開始。
生え根のキツイこの磯だが、当然魚は生え根の向こうで掛けるので、針掛かりした後の操り方が難しい。だが早速萩原氏の竿が大きく曲がる。根を交わしてなんとか上げたのは良型のイスズミの30cm
オーバーであった。
さて、受講生の平間さんはというと、前回とは見違えるほど要領が良くなっていた。もちろんこの間釣りはされていないようだが、餌付けからキャスティングまで苦もなくこなしておられた。ただ、この日のウネリのおかげで、足元のサラシが右へ左へと走るため、道糸のコントロールがままならない。中層に木っ端メジナが群れているのはわかるが、それほど数は多くない。出来るだけ遊動仕掛けで木っ端の下へ仕掛けを落としたいところだ。
しばらく私が目を放した隙に、なにやら平間さんが後ろで唸っている(笑)。見ると竿の先から綺麗に竿がしなっていた。竿先はというとこれまた魚のパワーで時折大きく叩くような動き。良型の気

配十分だが、この際取ることよりもこのクラスの魚の体験が重要で、バラシも覚悟でしばらく一人で奮闘していただいた。だが、やはり生え根釣方は難しく、根の向こう側で明らかに根ずれ状態。やむなく私が代わって竿を持つも、1.5号ハリスはむなしかった。
その後ササノハベラ等を上げたあと、また先程クラスの魚との格闘が(笑)。だが竿は海に向かって
直線的に伸びたままである。これではまずいのだが、良く見るとスプールがバースト状態。それもこんがらがっていた。こちらも必死で絡みをほどくも、魚は掛かったまま、竿は伸びたまま(笑)。でもなんとか危機を脱出したもののまたまた根ずれで逃がしてしまいました。
おそらくは引きの感触からして、アイゴ(バリ)の可能性が大きいが、二度の良型感触は彼女にしてみれば初の体験。きっと次回は台風のいない時に、必ず上げていただけることでしょう。
帰路の途中、ラジオから熱海堤防の海難事故を知りびっくり。相模湾の奥に位置する熱海だが、ウネリの増幅があったのかもしれない。なくなられた方々のご冥福をお祈りします。

 

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