本日のテーマ 欲と釣果の関係
釣った日 2002年10月19日  
 釣った人 なべちゃん、八隅さん、金田
釣った場所 伊豆下田地磯
釣れたさかな マアジ、シマアジ、メジナ、ウツボ、イサキ、ムツ他
レポート 金田

先週の年に一度の親睦オフ会とは異なり、今回は釣り本能に火がついたように、己の欲に任せて(笑)というより、デカイ代物を絶対上げたいという熱望に、男2人が夜釣りに挑戦した。
すでにこの2人、今年に入って腕は上がらないものの(笑)、徐々に互いの釣りに対する考え方を理解し始め、チームワークもとれてきた。季節も夏の海から秋の海への転換期ということもあり、さまざまな魚との出会いを期待しながら予定を立てる。たまたま前日に萩田氏から好釣果の連絡が入り、この分なら何かは来るはずと確信を持った。それは同じ地域での長年の釣行がものをいう(笑)。先週の南伊豆の不調に比べ今週は格段に活性が上がっていそう。もちろん磯によって狙う獲物も違うのだが、今回の狙いも大型クロダイを中心に化け物やメジナの型物も含めて、午後5時前に磯へ入る。
さすが土曜の磯はそこそこ混んでいて、とりあえず潮位の高い渡瀬をコケながら下半身水に浸かり(笑)磯へ入って一通り先客にご挨拶。と、顔を見ると親しい釣り仲間綱木氏である。彼らも2人で朝から入っていて、シマアジの幼魚だが25cmクラスを2人で10枚弱ほど確保していた。またその他の釣り師の釣果も伺うと、やはり...。予想は当たりで、すでに型物が上がっていた(過去形)。

そろそろ釣り終了模様の綱木氏に対して「これから1時間が勝負ですよ、大型メジナも期待できるかな?」と進言すると、俄然やる気再燃(笑)。そう言っていた矢先ににもう一人のT氏の竿が大きく曲がる。しばらく格闘が続き、上がった魚を覗くと、立派な50cm程のクロダイ(写真)。そのクロダイの体をきっちり伸ばすと45cm枠のタモから5cmほどはみ出していた。初クロダイのTさんおめでとうですね。
さて、こちらも負けじとがんばるが夕間詰めは不発。とっぷり暮れてから徐々にアタリが出るよう

になって、まずはアジの小型20cm。そしてその親ではないだろうが、40cm弱の大型マアジ。このクラスを求めて狙い歩く地元釣り師も多いとか。しばらく2人でこの大型クラスを3〜4枚上げる。
その後大型アジとは比較にならない大型らしきを2人して掛けるがバラシ連発。私はハリス4号を設定して大型に対応したのだが、針はずれ(爆)。その後地元の底物師の八隅さんも合流して、3人でフカセ釣り。だが釣れてくるのはアジのたぐいのみなので、しばし磯で仮眠。
朝3時半頃から再開したのだが、北東(ナライ)風がやや強く上潮と下潮の流れが異なる2枚潮の様相。水中ウキをセッティングして浮き自体も沈め気味に調整。ようやく上潮に負けないで仕掛けが流れに乗ってくれるようになった。それだけ下潮の勢いも良かったのかもしれないが、ここは5m釣り場が違うと流れも違う。潮の流れを探り釣り場を移動することも重要です。だけどこの流れではほとんどクロダイは望めない(笑)。イサキの良型を2枚掛けた後、夜明けにかけて狙ったのはメジナ。その最初のアタリはメジナではなく引きの強いシマアジだった。幼魚でも25cm強のシマアジは食べるのには値打ちがある。すぐに大型メジナを諦め(笑)、シマアジの数釣りとなった。空が明るくなって撒き餌に小メジナが沸いてくるが、その下流を攻めるとまだシマアジが食ってくる。結局5枚程釣って撒き餌がほとんどなくなってしまった。ならばフカセ釣りでない釣り方(笑)でさらに5枚を追加。その最中に50m沖で大きなナブラが立つ。思わずシマアジから浮気して、ナブラを狙うも食ってこない。時折ナブラから大型の青物らしき魚が跳ねる。10投程したところでヒット。これは重い、と感じながらワクワクしたが、ほとんど引かない。おそらく群れの中で引っ掛けた感じだったのでスレと思ったが、案の定上がってきたのは背中にジグの針が掛かったボラだった(笑)。
本日のテーマは「欲と釣果の関係」であったが、幸いにして?お土産は確保できた。だが本命の型物は自分の欲を満たすまでもなく終わってしまったが、良い型が同じ磯で出たことは嬉しい限りである。やはり欲はかきすぎるのはあまり好釣果には繋がらないようで、日頃から平常心で釣りに望みたいと思います。(笑)

 

写真上の白い箱はマイルドセブン

左写真以外の獲物
これだけ釣れればお土産も安心(笑)

 

左の写真の人差し指付け根に注目。
私ではないが(笑)、ウツボに噛まれた痕。
指も少々傷ついていたが、大事には至らず。

ウツボを釣ったら、触らずにそのまま糸を切って
海へ帰っていただきましょう。

 

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